第 7 回 はんだ部 活動レポート

第 7 回 はんだ部 活動レポート

みなさん、こんにちは。KEYチームの矢納です。今日は1月のはんだ部の活動をレポートしていきたいと思います。

今まで何をしてたの?

最初に今まで何をしていたかをご紹介しましょう。と、いってもたいしたことは何もしておりません。電子回路の作成になれてもらうための活動。RaspberryPiにファンを接続して、そのファンを制御プログラムの作成。ホコリセンサーをRaspberryPiに接続し、掃除中の社内のホコリ状況を測ってみたりなどです。ちなみに、ホコリ状況ですが、掃除中はそんなにセンサー値は大きくありませんが、終わってから2時間後ぐらいに大きな値が出ました。推測ですが、舞い上がったホコリが落ちて来たのでしょう。

今まではこのような活動をしてました。とりあえず電子回路になれる、RaspberryPiの使い方を知るがメインの活動でした。

今は何をしているの?

では、今は何をしているのか?これから何をしていくのか?

これからは今まで作成したものを連携して一つのシステム?を作ろうかと思います。どんなものかというと、センサーで環境データを読み取り、そのデータにより、エアコン等を自動制御するものです。下図はイメージです。

これを作るにあたって、エアコン等を制御する部分を作成していきます。エアコン等はリモコンがありますので、そのリモコンの赤外線を一度受信し、同じ赤外線を送信するものを作成します。サンプル等もあったので、すぐにできると思ったら、全然すんなりと作業がすすみませんでした(ToT)

作業風景です

作業風景です

今後はこのシステム?を作っていきます。毎月第4土曜日に活動をしています。”こんな物をつくりたい!“、“私もやってみたい”という方は是非参加してみてください。もちろん、電子回路がわからない人や、ただ単にRaspberryPiを触りたい人でもOKです。興味のある方はご連絡ください。

Email: yanou at aware.co.jp

余談

Raspberry Pi 2 が発売されましたね

Windows10 Technical Preview のIEで近未来ES6を体験

Windows10 Technical Preview のIEで近未来ES6を体験

こんにちは、KEYチームリーダーの荒木です。

ECMAScript6はみなさん興味があると思いますが、ブラウザで直接体験することはなかなか出来ない状況です。 最近Windows10 Technical Preview(以後TP)でECMAScript6の実装がかなり進んでいることを知りちょっと使ってみました。

今回はWindowsAzureでWindows10TPを利用しました。 2月4日時点ではこんな感じです。

71%になっていてClassが12/15もありますね。

ちょっと触ってみます。

class-img.png

おおおっっ!!

まずは、Class。 次に、constructor、static methods、最後にprototype methodsです。

直接かけるのはやっぱり素晴らしいですね。

次回は、あまり実装がないextendsをやってみます。

ECMAScript6の環境がすぐそこまで近づいてきています。すごく楽しみですね。

なるほどわかった!Moodle Part1

なるほどわかった!Moodle Part1

みなさんこんにちは。Education Engineerの不破です。

EducationなEngineerである私は様々なOSSやツール・付随技術を駆使しながら教育現場向けのシステム開発に従事しています。

というわけで、今日は普段カスタマイズ開発しているMoodleについて書きたいと思います。 (今日は初心者編です。)

1.png

Moodle(ムードル)はオープンソースとして公開されているCMS(LMS)です。学校を始めとする教育機関はもちろん、会社における研修管理などでも活用されています。

moodle.netによると、全世界で52,981サイトのMoodleが存在しています。 https://moodle.net/stats/

ライセンスは?

GPL v3です。プラグインを開発した場合も同じライセンスが継承されます。

機能について

Moodleには授業や研修で使う機能が多数備わっています。一例を挙げると、

小テスト

1.png

ブラウザ上で問題を出題し、学生に解かせる機能です。 小テストの設問項目は多数あり、

  • 多岐選択式
  • 穴埋め
  • 計算問題
  • 数式入力
  • 自由入力
  • 録音回答(画面上で音声を録音して、そのまま提出)

が一例としてあります。問題の種類はプラグインとして自分で作ることも出来るようになっています。

提出課題

テキストやファイルを提出させる事が出来ます。 課外学習のレポートなどを提出させるのによく使います。

フォーラム

4.png

掲示板機能です。受講者同士のディスカッションに使えます。

チャット

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簡易的なリアルタイムチャットが出来ます。

その他

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Moodle初期インストール時はこれぐらいあります。もちろんプラグインをインストールすれば、出来ることはどんどん増やすことが出来ます。moodle.orgからもダウンロードすることが出来ます。

開発者から見たMoodle

プラグイン追加で機能を追加出来ますが、このプラグインは勿論誰でも開発可能です。ここら辺も次回以降に書こうかなと思います。 開発にかかるドキュメントは公式ドキュメントサイトにまとまっています。

また、Moodle2.7から学生の行動ログをfluentdで解析できるようになりました。この辺りは次回以降に書きたいと思います。

初開催!!アットウェア x ホーチミンハッカソン!!開催レポート

初開催!!アットウェア x ホーチミンハッカソン!!開催レポート

初開催!ホーチミンでハッカソン

今回、アットウェアとしては初の海外開催となりました。 ベトナムのトップレベルのIT関連の学生が居るベトナム国家大学ホーチミン工科大学のComputer Science & Engineering学科の3年生、4年生の学生を対象として、アットウェア主催のハッカソン大会を2日間にわたって実施しました。

募集開始から多くのチームの応募があり、全部で16チームの参加。総勢約50名。ハッカソン会場はいっぱいっぱいになりました。会場は、ホーチミン工科大学のコンピュータ演習室2部屋を借り、2日間にわたっての戦いが始まりました。今回のハッカソンのテーマは、「スマイル」。これは昨年末に同様に日本の学生さんにも同じテーマ。日本とベトナムの学生の比較もできます。(笑)

ハッカソンの開始前、緊張する様子も無く、ニコヤカな雰囲気に包まれていました。ワクワク感の方が大きいのかもしれませんね。実はこのハッカソン大会は、インターンシップの選考も兼ねています。上位に入賞することにより、そのチームに所属している学生さんとして今年の夏に実施するインターンシップに日本に来れるチャンスが増すということになります。

はじめ!

弊社のベトナム人Huyにより、概要・ルールの説明後、さっそく開始。ぐずぐずしている暇はありません。ハッカソンはアイデアもさることながら時間との勝負。彼らの時間はわずか1日半。コンピュータルームを使える時間だと13時間しかないのです。 チームによっては、すぐに手を動かしているところ、ずっとアイデアを話しているところ、ハードウェアをいじっているところ、さまざま。3人の力を融合させて彼らのアイデアを具現化していました。ランチやスナックはアットウェアが用意。サポート・スタッフとしていろいろお役に立ちたいとは思いつつも、公平性を保つために彼らの能力以上のことは教えることはしません。またハッカソン途中に割って入って世間話をすることも邪魔になるので、実はスタッフとしてはなにもすることがないのです。笑

ソフトとハードの融合

16チームのうち2チームはハードウェアを持ってきて、それをハッカソンのネタに仕立てていくような作戦のチームもありました。半田こてを持ち出し、枕の裁縫をしたり。。結果発表が気になりますね。

成果発表

16チーム、全チームハッカソンで作成した彼らの成果を発表。発表会はすべて英語で実施することも参加条件の一つです。すべてのチーム、英語でプレゼンをやりぬきます。日本ではこうも行かないかもしれないですね。

最優秀チーム賞(1チーム)、優秀チーム賞(2チーム)の作品を紹介します。

最優秀チーム賞は、CE11チーム。Computer Engineeringコースの4年生3人で構成されたチーム。彼らのアイデアはIoT関連。彼らは意思を持つ枕を作って、抱きしめて上げると笑顔になり、抱き続けると枕も心地よくなって寝てしまうというものを作りました。また枕のみならず、安らぎの睡眠を与えるための要素としてスマホで家のライトを制御するというIoTスイッチを実装。実演もしてくれて会場を盛り上げてくれました。睡眠をうまくとることで人の気持ちも快適になり笑顔になるというコンセプトです。

優秀チーム賞、一組目は、YOLOチーム。Computer Scienceコースの3年生3人で構成されたチーム。彼らは、ベトナムには他国のような電子マネーがなく、今もなお現金でやりとりしていることが国民の中の一つの共通問題として提言。それを解決するためのeMoneyをこんなやり方で作っちゃえということでプロトタイプを作成。日本や他国にはカードタイプの電子マネーがあり、それをベトナムでも利用していくことで煩雑なやりとりもなくなり、結果として人が笑顔になるというもの。

もうひとつの優秀チーム賞は、YOLO Team チーム。Computer Scienceコースの4年2名で構成されたチーム。彼らのアイデアは音楽。chrome extensionで音楽プレイヤーを作り、コンピュータに触れている時には好きな歌を聞いたり、自分のプレイリストを他人に共有したりすることができる。辛い時、悩んでいる時、音楽を聞くことで気分を持ち上げたり、逆に幸せでいっぱいな時に聞いても、さらに幸せな気持ちになるということで人を笑顔にさせるというコンセプト。音楽の著作権の問題はあったものの、コンセプトやソフトウェアの完成度として今回のハッカソンの中ではトップクラス。またchrome extensionなので、すぐにでもデプロイすれば使えるようになるといこと。素晴らしい。

アフターパーティ

2日間のハッカソンお疲れ様でしたパーティを成果発表後に開催。優秀賞の発表もそのパーティの席で実施。表彰式および副賞の賞金も授与。全チーム、ハッカソンにて成果を出すことができたので、優秀賞を3チームにのみ授与するのは厳しい判断になったと、私の方から説明。本当に全員のチームに賞状を用意するべきだったなぁと反省しました。 また、Kindleと洋書をプレゼントするミニゲームも実施。ジャンケンでやりましたが、ベトナムではジャンケンも通じるようです。 本当に楽しかった2日間。ハッカソンの時には話に割って入ることができませんでしたが、パーティの時には積極的に学生さんと話ができて、学生さんの将来の話とか、アットウェアへの会社としての質問などの回答ができてよかったです。また来年やりましょうね!

see you again!

今回彼らと友達になることができて本当によかったです。 彼らの中で数名はこの夏インターンシップに日本でやってきます。それだけではなく、将来のどこかで一緒に仕事ができることを楽しみにしています。

プロジェクト技術紹介

プロジェクト技術紹介

認証基盤

みなさん、こんにちは。KEYチームの矢納です。
最近ますます寒さが厳しくなってきましたね。体調を崩さないように気をつけてください。

さて、今回は認証基盤開発プロジェクトの紹介を行いたいと思います。 様々なクラウドサービスを簡単に使うことができるようにするためのプロジェクトです。

このプロジェクトで重要になるのは、やはり認証部分になります。強固な認証、ですが認証は簡単に。 また容易にクラウドサービスを使えるということで、ユーザ管理等もできなければなりません。

認証

認証の基本部分はミドルウェアに任せており、様々な認証プロトコルに対応しています。複数の認証プロトコルを利用していてもセッションを共有してくれます。

また、認証の情報を保存しておくDataBaseは、高稼働性、ハイパフォーマンス、容易なスケーラビリティなものを利用しています。莫大な認証情報、大量不可が想定されるなかで稼働し続けるものを選択して利用しています。

さて、少し認証の部分について話していきましょう。

強固な認証

従来の認証だと、ID/パスワードの認証だけです。このシステムでも基本の認証はID/パスワードで行います。ですが、パスワードはあまり変更が行われない、簡単なパスワードがよく使われたり、ID/パスワードはブラウザに覚えされる事が多いのでID/パスワードだけではとても強固な認証とは言えません。そこで今回のシステムでは、ワンタイムパスワード等を利用した2段階認証を取り入れてあります。

また二段階認証だけではなく着信認証を行うことができます。ID/パスワードを入力した後に、そのユーザに設定されている電話番号に電話がかかってきます。そこで認証コードを入力することにより認証成功となります。

容易な認証

さて、2段階認証などを行うことにより強固な認証を行うことができます。ですが、毎回クラウドサービスに直接アクセスし無ければならないのでしょうか?利用しているクラウドサービスが少ないのなら良いのですが、たくさんのサービスを利用する際に、直接アクセスのためのURLを覚えるのも、それらのブックマークを全てとるのは面倒でしかありません。

そこで各クラウドサービスへの入り口を一つにするポータルの出番です。このポータルにログインするだけで各クラウドサービスへのログインが可能になります。これで1回認証をすませば各サービスを利用できるSSO(Single Sign On)の実現です。

アーキテクチャ

各クラウドサービスへの利用は容易に行うことができるようになりました。では、ユーザ・セキュリティ等の管理はどうでしょうか?。それらを各々サービスで行うのは大変です。そこで、それら操作は一つのポータルから管理を行うことができます。では、このポータルはどのように作られているのか見てみましょう。

シングルページアプリケーション

Web画面はシングルページアプリケーションとして作られています。操作をする度に画面がフラッシュされることなく、スムーズな作業を行うことができます。これを実現しているのは、フロントMVCの一つであるBackbone.jsを使っています。jQueryでは面倒であったイベント処理やRESTなリクエストを送信するのは非常に楽ができます。また、Backboneだけでは少々手が届かない部分に手を加えてくれるMarionette.jsも使用しています。

バックサイドはJava

バックサイドはJavaで書かれており、WebフレームワークとしてSpringを使用しています。Spring4系のフレームワークを利用してアプリケーションが作られています。バックサイドはSpringをメインで使いますので、Springを使って簡単なWebアプリケーションを自分で作れるようになりました!管理側のDatabaseにはPostgresを使用しており、Version9から実装されたJSON型を使用しています。JSON型にすることにより、カラムの増減が発生した際の作業が軽減されます。また、JSON内部のパラメータを直接条件にも書くことができますし、インデックスもはることができます。

認証系と管理系は疎結合

管理系で追加したユーザは認証のDataBaseに反映する必要があります。直接認証DataBaseに修正をかけても良いのですが、認証系単体でも動くシステムなので認証系と管理系のシステムは疎結合で作られています。そこでユーザ等を作成した際には一部のステータスを変更しておき、予約状態にします。予約状態になっているデータを認証系へプロビジョニング(データ反映)をおこいます。いわゆるバッチですね。このバッチの部分もSpring系のフレームワークでSpring Batchを使用しています。データ取得部分・処理部分・後処理部分と構成が分かれており、基本的には処理部分を増やしていく形となっています。

システムの全体像

システムの全体像

最後に

さて、いかがだったでしょうか?認証基盤開発プロジェクトの大まかなシステムの説明を書いてみました。色々と省略して書いてしまった部分もあるので、"もっと詳しく知りたい"、"ここはどういう意味?"などと質問がある方は下記のメールまで気軽にメールしてください。答えれる範囲でお答えしていきたいと思います(^^;;

では、皆さん体調を崩さずに!!

Email:yanou at atware.co.jp

'14冬 スマイルハッカソン Tシャツを抽選で2名の方にプレゼント

'14冬 スマイルハッカソン Tシャツを抽選で2名の方にプレゼント

スマイルハッカソンTシャツを2名の方にプレゼント

新年あけましておめでとうございます。 スマイルハッカソンのスタッフおよび参加した学生さんへ配布した限定30枚製造したTシャツです。

アットウェアのデザイナーによりデザインされ、UNIQLOのUTMEによりオーダー。高品質な厚手のTシャツになっています。

こちら、2つの在庫がありますので、抽選で2名の方に差し上げます。 しかし、サイズが、XLのみです。すいません。

以下のフォームにご連絡先を明記し、ご応募ください。応募は、アットウェア勤務関係者(社員、ご家族、協働者)を除いて、どなたでも可能。 なお、当選は発送をもって返させていただきます。締め切りは1月末。

着るとこんな感じになります。スマイルハッカソンの様子はこちら

スマイル!スマイル!ハッカソン!

スマイル!スマイル!ハッカソン!

学生版ハッカソン

年末の12月27日、28日(アットウェアとしての年末の営業終了後ですが、、)に、横浜みなとみらいアットウェア本社および函館ラボラトリーにて全国から学生が集まり、2日間のハッカソンイベントを開催しました。

はじまりは"緊張?!"。でもテーマは「スマイル」

ハッカソンのテーマは「スマイル」。人を笑顔にさせる、ということをテーマに、あらかじめ決めらたお題について知恵を絞って何を作るかも学生自身で考え、どうやって作るかも学生自身で考えて、この2日間に注力するイベント。スマイルハッカソンは寒い年末の中、熱い戦いの場にもなりました。 ガイダンスを受けるときのみなさんの表情は真剣そのもの。みんな緊張していましたね。

"和み"のあるアットウェアオフィスでハッカソン!

今回の参加チーム数は全部で6チーム。それぞれのチームが2名から3名の学生メンバで構成され、いずれもツワモノ風。自分たちのアイデアと技術と愛嬌をうまく融合させ、黙々とハッカソンに集中していました。彼らの作業場所は、年末の大掃除が終了したアットウェアオフィス。綺麗に整頓されたオフィスの共有スペースを活用し、自分たちの心地よい開発ができる場所を自由に探して場所を確保。自由なスタイルでのハッカソンにどのチームも満足気な様子でした。

途中途中コーヒーやお菓子、ラジオ体操をしたり、リフレッシュすることも効率的な開発を進める上では重要です。アットウェア社員のサポーターによりお菓子やケーキ、コーヒやラジオ体操などの提供がありました。

結果発表!

1チームあたり15分のプレゼンとデモンストレーション。 どのチームもコンセプトがユニークで非常に面白い成果発表になりました。デモンストレーションではうまく動かないチームや実装が途中になったものもありましたが、皆が2日間一所懸命に取り組んだこと称え合って終了しました。

結果発表後、審査、投票。

審査の結果、最優秀賞はなんと同点の2チームとなりました。

懇親会では、参加学生同士やサポート社員の交流を行い、アットウェアのオフィスの中の畳スペースで酒盛り(二十歳未満は酒禁止)を。お互いの健闘を称え合ったり、アットウェアや社会人になるということのテーマで話しは絶え間なく続いていました。結局、宴は最終電車あたりまで続きましたとさ。

総評

学生さんを集めてのハッカソンはアットウェアとしてもはじめての試みでもあり、いろいろと行き届かない点があったかもしれません。しかし、学生さんのパワーは本当に頼もしいものでした。想定した以上のアイデアと技術を兼ね揃えており、今後の日本を背負っていく彼らをもっとサポートしていきたいと思っております。今後とも交流していきましょう! Keep in touch!

また、最後になりましたが、年末の忙しい時にハッカソンに参加いただいた学生さん、および社会人混成チームへ加わっていただいたウルシステムズ株式会社の百々様、特別審査員として出席いただいた同じくウルシステムズ株式会社の平澤様に感謝いたします。あとサポートに来てくれた学生さん、アットウェアサポート社員、差し入れをくれた方々、本当にありがとうございました。

参加学生とサポートメンバとの集合写真。函館とは常にビデオ会議システムで接続していました

参加学生とサポートメンバとの集合写真。函館とは常にビデオ会議システムで接続していました

10年

10年

10年前のあの日、松舘と二人で川崎の法務局に行き、登記申請したのがまるで昨日のよう… ではなく、本当に遠い昔のことのように感じます。会社を作るということはどういうことなのか、全く理解もせず想像もせず、ただちょっとラベルが変わるくらいに捉えていたかもしれません。ただ、何の根拠もないのにはっきりと、仲間と一緒になんか楽しそう、おもしろいことができるんじゃないかと思ってました。これを夢と言うにはおこがましい。

私はまちがいなく運がいい。前職を辞めるキッカケとなった人や起業時の仲間、そして起業後の節目となる仕事や出来事、場面場面で助けてくださったり切磋琢磨できる多くの方々との出会い。全てが順調にいったわけでもなく、大きな失敗や共に夢見た仲間との別れ。中小零細企業の社長誰もが経験するであろう苦しみも経験しました。「家庭と仕事どっちが大切なの」なんて言葉じゃ済まないようなこともありました。 それでもこうして36名もの仲間と共に10年という節目を迎えられたのは、やっぱり運がいい。これまで百に迫ろうかという程の数のお客様とやりがいのある仕事をさせていただけたのも、やっぱり運がいい。

今ははっきりと「夢」といえるようにもなりました。「成長」と「チャレンジ」を明確に意識できるようにもなりました。頭で考えてばかりじゃとてもできなかったであろうことにも恐れをなすことなく取り組める仲間達も増えました。

すばらしい10年でした。これからの10年がもっとすばらしい時間になりますように。 惜しむらくは、起業を応援してくれて、いっぱい苦労を掛け、この日を最も喜んでくれたであろう人と10周年の祝杯をあげれなかったことが残念です。

創立記念日

創立記念日

Advent Calendar最終日のクリスマスイブ、みなとみらいはいつにも増して厳かな、夢のある活気に包まれています。街を行く家族連れ、恋人達、皆幸せな温もりを楽しんでいるようです。

とかく年末に向け積み重なる仕事をこなす夕刻の最中、日頃仕事に経営に教育に多方面のご協力とご支援を頂いている企業の方より思いがけぬ訪問を頂きました。本日を以て設立から丁度10年、お祝いに沢山のシャンパンを差し入れ頂き、感謝・感動と共に忘れかけていた10年を思い出すキッカケを残して下さいました。 第10期の開始と本社引っ越しを兼ねたパーティを開催したのは昨年末、外の活気とは対照的に今年は極めて静かなこの日を迎えました。

社員の殆どが当時を知らぬ今、当時とは比較にならぬ程のポテンシャルを実感しています。様々なスキル、特徴、強みを持った社員が集い、各々の目指す理想が組織としての強みに変化していく様を現在進行形で眺めているようです。Autonomyを大切にし、社員にも言い続けてきた方針に間違いはないと自信を持っています。

まだまだ小さな組織ですが、社員も増え、社員の家族も増え、我々が社会に与え、社会から頂いたしあわせは何倍にも増えたことでしょう。もちろん苦労も数多く経験して来ましたが、経験を重ねる毎にしあわせも増え続けていると確信しています。

10才の誕生日を迎えたこの日もまだまだ通過点、次の5年、10年後の理想に向けてまだまだ道半ば。しあわせを追い求める姿勢を持ち続け、知恵と経験で世界を変える企業へと成長を続けて欲しいと切に願っています。

しあわせ倍増計画

しあわせ倍増計画

atWare Advent Calendar 2014 も大詰め、23日目です。

しあわせ倍増計画 、今期からの短期事業目標として掲げたスローガンです。アットウェアのミッションは「システムで人々をしあわせにする」こと。当然ながら、より多くの人をしあわせに、さらにしあわせにしたいと願っています。人として、企業として成長すれば、必ず成果を高めることができるハズ。つまりは、我々が成長することによって、よい仕事ができ、結果としてより多くの人をしあわせにできると考え、今期は明確に成長することを意識したいと思います。

SI/受託ソフトウェア開発は基本的に労働集約型の産業です。つまりは成長とは単純には人数を増やすことと捉えられます。昨日のエントリでも積極的な採用について書きました。もちろん社員数が増えることは成長するために重要な点であることは否定しません。しかし、それは単純な労働力の増加という意味だけではなく、昨日のエントリにも書いた通り、お互いが切磋琢磨しあって各人が成長すること、足し算ではなく掛け算で価値を高めることにあります。 逆に言えば、人数を増やすだけじゃなく、我々技術者自信の技術力を高めたり工夫することによって単純な人数では成し得ない課題を実現したい。常に考え、行動し、学び、改善する。

別の視点では、我々が得意とする技術やドメインに注力することでその生産性を高めたり、やりがいのある仕事に情熱を持って取り組めることがよりよいシステムの構築に繋がるとも考えています。従って、そういう仕事に携われる機会を多くつくることも重要で、そういった意味での営業活動あるいはマーケティングも必要です。

さらには、将来の労働集約型ではないしあわせを提供する術を持つことにもチャレンジしていきたいと考えています。具体的には受託ソフトウェア開発ではないビジネスの構築ですが、こちらはまたの機会に。

いずれも簡単な目標ではありません。少し難しい目標に向かってチャレンジしていくことが企業としての成長そのものであり、きっとそれが未来に繋がっていくものと信じています。 我々が成長することによって、我々が提供できる しあわせ を倍増させると誓います。

採用

採用

atWare Advent Calendar 2014 の22日目。正確には既に日は変わって12月23日になってますが、ご容赦を。

さて、昨年のAdvent Calendarをふりかえってみると、同じく22日目に採用の話を書いてました。Advent Calendarもこの時期にくると書くネタにややこまっていることが垣間見れます。一年を経て現在の状況も踏まえ、採用、求人募集の状況を少し。

アットウェアでは新卒、中途とも継続的に採用を行っています。新卒、中途に限らず最も大事にしていることは「一緒に仕事をしたいと思えること」。お互いにリスペクトしあい、刺激しあい、技術者として切磋琢磨して成長していける仲間。幅広く技術力に長けているのが望ましいのは言うまでもなく、新しいモノが好きであること、チャレンジできること、学ぶことに貪欲であること、何事にも真摯に対応できること、まじめであること、いつも笑顔でいられること、挨拶ができること、常にカイゼンできること、感謝できること、成長する喜びを知っていること、そして仕事を楽しめること。

我々のミッション「システムで人々をしあわせにする」、しあわせにしたい「人々」は日本に閉じず世界中のより多くの人々であるのは言うまでもありません。当然ながら、それを共に実現しようとする仲間は日本人に閉じることはなく、世界中の技術者にもとめていきたいと思っています。もちろん、お互いに想いを伝え共有し、共通の価値観で最高のパフォーマンスを出すためには、お互いの文化的な背景や信条などを理解し合うことは重要で、そのためにも言葉の壁を取り払うお互いの努力は必要だと考えています。具体的には日本人でない方には英語でコミュニケーションが取れることを条件としつつ日本語の習得に努力してもらうこと、逆に我々日本人も英語でコミュニケーションを取るよう努力する。

とは言え、今のアットウェアの体制や保持する技術、これから取り組もうとしていること、あるいは企業として社会的な責任を踏まえて、具体的に接菊的に採用したいと考えている人を挙げておきます。

マネージャー

経営的な視点で組織の運営や管理、プロジェクトマネジメントを行える人。いわゆる管理職というよりも、組織としてのビジョンを掲げ、時には強いリーダーシップを発揮して組織を率い、時には体育会系部活の女子マネージャーのように組織の下支えや雑用をこなせること。技術者の集団ですから、技術が好きであることが望ましいです。

フロント系プログラマ

これまでのアットウェアが得意とする技術ドメインがサーバサイドのアプリケーションであったこともあり、UI/UXデザインを含めたWebのフロント系を得意とするプログラマが絶対的に不足しています。

20代の技術者、女性の技術者

(スキルやポジションじゃないのですが)圧倒的におじさんが多いので… 我々が持つ技術や経験をより若い世代に伝え、次代のアットウェアあるいは日本の発展に寄与できる技術者を育てていきたいと思っています。また、女性には男性とは違った視点でのモノゴトの捉え方や女性特有の感性が加わることでより品質の良いシステムを作ることができるのではないかと考えています。 必ずしも女性に限らないのですが、育児などによる時間的な(あるいはその他の)制約を持つ方に企業としてどういう働く場を提供できるか、今後取り組んでいきたいと思っています。実は私はその制約を(わずかですが)持ちます。他の社員とは求められる仕事の内容や質が異なりますし、また周りが理解をし協力をしてくれているので働けています。これを普通の技術者でも実現できるような文化や仕組みを作りたいと考えています。という状況ではありますが、実際にどういう仕組があればよいか共に考えられる技術者も募集中です。

あくまでもここに挙げた方しか採用しないということはなく、幅広く募集しています。例えば30代Javaのサーバサイドを得意とする即戦力となる技術者も実は喉から手が出るほど欲しかったりします。あるいはアットウェアでこんな新しいことをチャレンジしてみたいというような方にも来て欲しいです。

アットウェアが提供できる"場"や具体的な条件などはこちらをご覧ください。 アットウェアで我々と一緒に仕事をしたいと思われる方、ぜひご応募ください。皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。

チーム

チーム

atWare Advent Calendar の 21 日目です。 今日はアットウェアの組織について紹介します。

アットウェアは明確な事業ドメイン、例えば「金融第○部」とか「基盤事業部」などでは組織を分けていません。リーダーを中心とした数名から7名程度のチームを単位として活動をしています。チームはチーム毎のビジョンの下、得意とする技術や関心事を共有した仲間です。 現在の主たる事業である受託開発プロジェクトの推進の他、新規事業に向けた取り組みやそれらに関する意思決定を可能な限りチームで行えるようにしています。ただ、実態は一つの大きなプロジェクトに複数のチームのメンバが参画しているケースなどもあるため、常にチームメンバが一緒に活動をしているわけではありませんが、朝会はチーム全員でやってプロジェクトをまたがった状況の共有をおこなっていたり、一週間に一回チームミーティングを定期的に行っていたりします。チームミーティングにあわせて新規事業のためのサービス開発の時間に当てることもしています。

アットウェアは創立から丸十年を迎え、入社時期や年齢、得意とする技術や感心事が多岐に渡ってきました。社員数も30人を超え、以前のように社員全員が頻繁に一堂に会し、常に意識を合わせることもそう簡単ではなくなってきました。企業という組織が社会の中でひとつの社会的意義・目的を持って存在し、人が集っている以上、常にそのことを蔑ろにしてはなりません。一方で、我々が「システムで人々をしあわせにする」社会的意義を持つ企業として、それの拡大、すなわち企業としての成長を図らねばならないと考えています。

成長は質の向上に加え、現状ではソフトウェア開発においては数も重要な要素です(数によらない成長は別の議論としてまたの機会に)。つまりは、社員数を増加しつつも企業としての社会的意義・目的、あるいは意識の共有を図る必要があり、リーダーを中心とした自律したチーム編成にてそれを実現したいと考えています。経営的視点を持つリーダーがアットウェアの社会的意義・目的、目指すべき姿を持ちつつ、それを実現する手段をチームメンバーと共にチーム自らの意志と判断で実行していくことを目指しています。

実はまだまだ全てがうまく機能しているとはいいがたい組織ではありますが、常に考え、行動してフィードバックを得、着実に前に進もうとしています。変化のない凝り固まった組織、ルールはありません。

be Agile

新人研修

新人研修

12月20日は今年度新卒入社の武永が担当します。

アットウェアの新人研修は4月〜7月の4ヶ月間の技術研修があります。
今回はこの新人研修についてお話させていただきます。

この記事の画像が季節外れの桜になっているのは新人研修といえば春だろうという安直な考えから画像を選ばせていただきました(^_^;)。

ここ数年、新人研修はお付き合いのあるIT企業様と合同で行っています。
今年度の新卒入社は私一人だけなのですが、新人研修を通して同期と呼べる仲間ができて非常に楽しく充実した時間を過ごすことが出来ました。

4月「C言語研修」

まず4月はC言語研修を行います。
C言語を題材にプログラミングの基礎、メモリとポインタの概念、アルゴリズムとデータ構造の基礎を学びます。また、Linux環境で実習することでLinuxの操作にも慣れます。

5月「Java基礎」

5月からはJavaを学んでいきます。
Javaの基本文法、開発環境、使用頻度の高い標準ライブラリ、オブジェクト指向の概念・設計手法を学びます。

6月「Webアプリケーション開発基礎」

6月はWebアプリケーションの開発について学びます。
Webアプリケーションの動作原理、ServletやJSPなどJavaEEの基礎、データベースとSQLなどWebアプリケーション開発に必要な最低限の技術要素を学びます。

7月「システム構築実習」

7月はチームに別れて自分達でWebアプリケーションシステムの構築を行います。
与えられた要件定義を元に、Webアプリケーションシステムの設計~開発~テストまでをチームとなって役割分担して開発します。

設計書を相談しながら作成し、講師の方に指摘を受けて修正の繰り返しで非常に難しい作業でしたが、最終的にはチームで協力して1つのWebアプリケーションを作成することができて非常に達成感がありました。

以上が今年度の新人研修の基本的な流れになります。
その他に「特別講義」という講義の時間が週に1、2回あります。
内容としては

  • 単体テスト
  • 結合テスト
  • SQL
  • Android基礎
  • HTML/CSS

などがあります。
なかには社長自ら講師となり私達に教えていただく時間もありました。

下の画像は新人研修の最後に行った成果発表のものになります。

アットウェアではこのような新人研修を行っています。
基本的な文法から教えていただけるので、プログラミングをほとんどやったことがなかった同期もどんどんプログラムが書けるようになっていきました。

非常に充実した新人研修を受けることができたと今振り返ってみて改めて感じています。

はんだ部 ~社内活動~

はんだ部 ~社内活動~

12月19日はKEYチームの矢納が担当します。Advent Calendarを始めて書くものですから、何を書いていいのかさっぱりわからない状態です。

ということで、社内での活動を紹介をしたいと思います。その名もはんだ部です。

名前からも推測できる用に、はんだごてを使って、基盤に部品をつけて何かを作っています。と、言いたいところですが、実際にはんだを使ったのは1回だけです(・ω・)。

では、実際にはどのような活動をしているのか見ていきましょう。基本的には月1回活動しています。中身は電子回路を触ってみたい人に少しレクチャーしたり、実際に回路を組んでもらったりをしてもらっています。実際に組んでみた回路です。

いやー何をする回路全然わかりませんね。これは3つの入力だけで隅っこに写っている7セグメントLED(デジタル数字を表示するやつ)を光らす回路です。実はこれ正しく動作しません(^^::

はんだ部ではRaspberryPiという小型コンピュータを使って、物とインターネットをつなげての制作にも始めています。センサー等で環境値を読み取り、それらのデータをソフトウェアで制御する何かを作ります。

 

実は部員が私と社員が一人しかいません(ToT)電子回路を触りたい人、RaspberryPiを触ってみたい人、色々な人を募集中です。社内・社外・学生、どんな方でも大丈夫です。興味のある方はご連絡ください。では、今年も残りわずかですが、楽しんでいきましょう!!

Email: yanou at atware.co.jp

飛行機の楽しみ方

飛行機の楽しみ方

全国的な寒波で北海道は記録的な大雪、昨年と比べると1ヶ月は冬が早まった様子です。 空の移動は直前まで予断を許さず、欠航は免れども遅延や空中待機、果ては出発地へ引き返す。。。

Adventカレンダーの18日目はストレスフルな空の旅をちょっぴり楽しむ秘訣を記してみます。

そのそも飛行機は鉄の塊、空を飛ぶとは信じられぬと鉄道主義を貫く方もあるかも知れません。

遠い学生時代の記憶で、飛行機の羽の上下を通る空気の速度の違いにより圧力の低くなった上方に羽が引っ張られるからとベルヌーイの定理で説明された多くの方は騙されています。これだけで浮揚するほど鉄塊は軽くありません。

河原の水面で石切り遊びをするように、前方に上向いた羽の確度により羽が空気を押し下げ、反作用の法則で機体が浮く。が、これも不十分。アクロバット飛行では反転した途端に地面へ向かって急降下です。

細かい説明は流体力学を必要としますのでGoogle先生で調べて頂くとして、ポイントは後ろが尖った羽の形状と、これにより発生する羽付近の渦が深く関係しています。飛行機の離陸時、羽が作り出した渦の残骸が後方に見えたら安心して空の旅をお楽しみください。

もうひとつ、みなさんは「まんまる」な虹を見たことがありますか?

虹は光の屈折と反射と人間の目が生み出す現象です。

太陽光という平行光線が水滴の表面で (1)屈折して水滴内部に侵入、(2)水滴と大気の境界線で反射、(3)再度水滴から大気へ飛び出す際に屈折、この(1)と(3)の屈折による入反射の最大確度は光の波長により若干の差を生み出します。つまり赤~青の光の波長の違いがプリズムの如く分離されます。

(2)の反射により虹は必ず太陽と人間の頭の延長線、すなわち人間の目から見て太陽を背にした真反対を中心に現れます。日本では南の方角に決して虹は現れません。

雨上がりの午後、太陽がある程度低くい時間帯に虹を見やすいのは、太陽光を浴びつつ遠くの水蒸気による反射を観測できる為です。

この理屈により、太陽と雲の間を飛ぶ飛行機は絶好の虹観測ポイントです。太陽と飛行機の延長線上の雲に映る飛行機の影を見つけてください。雲と飛行機の距離や雲の状態にもよりますが、影の周りにまんまるな虹を見出すことが出来るでしょう。

ちなみに、虹の周りにもうひとつの大きな薄い虹(副虹)を見たことはありますか?

これは(2)の反射の後もう一度水滴内で反射してから大気へ飛び出した光の産物です。よく観察すると主虹とは反対の順に色が並んでいます。

狭い機内での長旅、少し物理学の豆知識を備えておくと自然の美しさを楽しめます。

Rouleur

Rouleur

こんにちは。本日のAdventCalendarを担当させていただきます、円城寺です。

私は「ルーラー」という肩書を名乗らせて頂いています。 耳慣れないと思いますが、ルーラーとは、自転車ロードレースの競技者のタイプの一つです。

詳しい解説はwikipedia にお任せしますが、

ざっくりいうと、チーム競技である自転車ロードレースにおいて、風よけになったり、食料を運んだりと、チームのアシストを担う役割がルーラーです。

なぜ、ITエンジニアの肩書に自転車用語と思われるかもしれませんが、 システム開発、中でもアジャイル開発手法であるスクラムの役割の中にスクラムマスターという物があります。 この役割はサーバントリーダーとも言われ、チームが最大限の成果を発揮できるようにアシストするという役割です。

チームがより楽しく仕事ができる一助になりたいという願いと、自転車アピールを兼ねてルーラーと名乗らせて頂いています。

アットウェアの社員も、当然皆多様な趣味を持っていますが、その中で最大級の人口を誇る(っていた)のが実は自転車です。

そのような背景もあり、社内には「チームすずめ」という自転車同好会があります。

皆でまったりとサイクリングなどを楽しんだり、エンデューロと言われるチームリレー形式の自転車イベントに参加したり、マイペースで自転車を楽しんでいます。

主な活動場所は、三浦半島、ヤビツ峠(表、裏)、境川サイクリングロード、湘南、鎌倉など神奈川方面ですが、江戸川サイクリングロードや、道志みちなどにも出かけたりします。

今年はメンバーの予定がなかなか合わず、活動回数が少なかったのですが、来年こそはもう少し活発に活動したいと思っています。

私も「ルーラー」として、そんなチームの状況を見るにつけ、なんとかしてモチベーションをあげられないかと考えた結果、やはり一緒に走る仲間が多くなればチームのモチベーションも上がり、活動頻度も上がるに違いないという、他力本願な作戦を考えつきました。

というわけで、チームすずめでは「一緒に走ってもいいよ」と言ってくれる仲間を募集中です。

アットウェアに関わりのある方も、ない方も、リクルート活動の一環としてでも一緒に楽しんでもらえるなら大歓迎です!

Facebook page (更新してない!)、もしくはアットウェアのコンタクトフォーム(会社公認なので)OK(なはず!)から、ご連絡お待ちしております!

英語

英語

atWare Advent Calendar 2014 の16日目です。

社内の英語事情について。 既にAdvent Calendarにも二回、英語のエントリが投稿されていますが、現在、アットウェアには日本国籍でない社員が三名在席されています(年明けにもう一名入社の予定です)。うち二名は訪日してまだ間もないため、やや差はあるものの日本語が堪能なわけではありません。必然的にコミュニケーションをとるために、彼らは日本語を学ぶと共に私達日本人は英語を話す努力が必要になります。残念ながら(お恥ずかしながら)、私は全く英語がしゃべれません。これまでも何度か海外に渡航するたびに英語でしゃべりたいと思うものの(Nintendo DSの英語漬けをやり始めるわけです)、日常的に使う機会があるわけではないのでじきに忘れてしまいます。しかしながら、社員に自分の言葉で想いを伝えられないというのは極めて問題なわけで、慌てて学び始めるという状況にあります。同様にこれを機に英語の勉強を始める社員が増えてきました。オーソドックスに英会話教室に通ったり、流行りのSkype英会話やWebのオンライン学習などなど。何よりネイティブスピーカーがすぐ近くにいるわけですから、ランチを一緒に取る時間など、英会話する機会には事欠きません。単に観光で訪問しただけでは触れない異国の文化や生活の様子などを知れるというのもすごく楽しいです。着実に英会話力が上達している…かはともかく、外国人に話しかけることへの抵抗はずいぶんと減ったのは間違いありません。

昨年夏前に社内で揃ってTOEIC(IPテスト)を受けました。半年が経過したので、再び揃って受験の予定です。半年の成果がどう点数に現れるか。不安でもあり、楽しみでもあります。

コミュニティ支援

コミュニティ支援

atWare Advent Calendar 2014の15日目です。

今日は社外のコミュニティへの参加、支援について。 アットウェアでは社員に対して社外の技術コミュニティ等への参加を推奨しています。我々エンジニアは、常に新しいことへの関心、技術の習得が欠かせませんが、アットウェアという数十人のコミュニティで得られる範囲は限られています。もちろんWebや書籍・雑誌などで得ることは可能ではありますが、それ以上に社外の様々な環境に従事している人であったり、より先進的な人と直接コミュニケーションを取ることで得られる幅や深さは比べ物になりません。また、逆に社内に蓄積された技術を社内だけに留めるのではなく、積極的にそれを求める社外の人へも伝えることで、フィードバックという直接的にアットウェアに還流してくるのはもちろんのこと、日本のIT業界全体の活性化と技術力の底上げが結果的に(間接的に)アットウェアの技術者の技術力の向上にも繋がっていくと考えています。

社員が個人的にコミュニティ活動や勉強会に参加しているのは数知れず。ここでは社員がコミュニティの中心となって、あるいは勉強会の会場提供などで深く関わっているコミュニティを幾つか紹介します。 たまたま、先週末、横浜みなとみらいの本社で二つのコミュニティが活動をしていました。

日本Javaユーザグループ

日本のJava開発者/利用者のコミュニティです。Javaユーザグループ(JUG)は世界中にありますが、規模や活動の濃さでは世界有数を誇るようです。また、JJUGは単なるJavaコミュニティではなく、日本中にあるJavaに閉じない様々なコミュニティのコミュニティを標榜しています。 アットウェアは設立時からJavaを中心的な技術基盤として成長してきていることもあり、JJUGの設立当初から支援をしてきました。

はこだてIKA(IT Knowledge Association)

函館市を中心とした北海道・道南地区において、IT産業の活性化、ITによる産業の活性化、技術・知識の普及、技術者の育成を目指して結成されたコミュニティです。地方ではありますが、新しい技術、動向を積極的に取り込み、基礎的な技術を若い世代へ継承していくためのコミュニティを目指しています。 アットウェアの函館ラボラトリが地域貢献の一環として、設立当初から支援をしてきました。

アジャイルプロセス協議会

アジャイルプロセス協議会は、日本におけるアジャイルプロセスの普及/推進、情報交換などを目的とした企業等の法人/団体によるコミュニティです。今でこそ大手SIer/ユーザ企業もこぞってアジャイルプロセスの導入を進めていますが、2000年代前半のまだ日本でのアジャイルプロセスの認知度が高くないころから日本のSI/受託ソフトウェア開発モデルに適合したアジャイルプロセスのあり方、契約方法などを検討、推進してきました。 アットウェアの社員が個人的な活動として設立に関わるとともに、長く会員企業として参画しています。

CODE FOR KIDS YOKOHAMA

小学生ぐらい以上の子供を対象とした、コンピュータ教育をボランティアベースで実施していくコミュニティです。近年、小学生世代のプログラミング教育が注目されていますが、海外のDevoxx4Kidsなどの活動に比べて日本でのボランティアベースの活動は盛んではありません。よこはまという地域を起点に大人も楽しめる活動を目指した設立された若いコミュニティです。 アットウェアの社員が設立メンバーとして、また活動の拠点として支援をしています。

よこはまクラウド勉強会

おもに横浜に関わる、ふつうのソフトウェアエンジニアを対象とした勉強会です。クラウドに関わる幅広いソフトウェア技術を取り扱います。あえて地域に閉じたコミュニティとすることで、参加の敷居を下げ、あらたな横の繋がりができることを目指して活動をはじめてまだ数ヶ月のコミュニティです。 アットウェアの社員が設立メンバーとして、また活動の拠点として支援をしています。

その他にも、Couchbase JP日本Androidの会横浜支部 など、社員が関わっているコミュニティは非常にたくさんあります。アットウェアの社員を見かけたら、ぜひ声をかけてください! また、IT系技術コミュニティに無償で会場を提供しています。ご興味のある方はご連絡ください。

ボードゲームでリアルなコミュニケーション

ボードゲームでリアルなコミュニケーション

ボードゲームでリアルなコミュニケーション

この記事は atWare Advent Calendar 2014 の14日目の記事です。

今回は社内で不定期に行われているボードゲームにまつわるお話をご紹介します。

ボードゲームの魅力

ボードゲームは複数人が一つの座面に向かって対戦するゲームです。将棋や囲碁のように無言で心理戦や戦況を読む力や手を考えてするもののタイプと、わいわいと話しながら楽しむものの2つに分かれます。今回ご紹介するのはわいわいとするタイプのケースについてお話します。

私が考えるボードボードの魅力としては、対面でリアルなコミュニケーションをとれるところにあります。また、それだけでなく実際にふれあえるという所もポイントにあるなト感じています。

モノポリー

スクラブルやライフなど幾つかのボードゲームが置いてありますが、社内で流行っているがモノポリーです。(私が持ち込んだものです!)

モノポリーをご存知の方は多いかと思いますが、wikipediaから引用し説明するとこんな感じです。

モノポリー(英語:Monopoly)は20世紀初頭にアメリカ合衆国で生まれたボードゲームの一つである。世界中に愛好者を持つ。プレイヤーは双六の要領で盤上を周回しながら、他プレイヤーと盤上の不動産を取引することにより、同一グループを揃え、他のプレイヤーから高額なレンタル料を徴収し、自らの資産を増やし、最終的に他のプレイヤーを全て破産させることを目的とする。モノポリーとは英語で「独占」を意味する。

相手を破産させるゲームなのです。誰かと協力しながら資産を増やすのではなく、自分以外の誰かとうまく交渉し自分と相手に有利な条件を模索し成立させていかなくてはなりません。最終的には自分が勝つ確率をあげる事が最も重要です。

複数人でプレイする場合、交渉せずに勝ち抜く事は類いまれな運をもちあわせない限り、非常に困難なものとなります。

アナログとデジタル

私がボードゲームを好きな理由な一つとしてアナログな感覚を楽しめる所です。普段仕事でも感じている所ですが、アナログとデジタルのバランスを如何に保って、気持ちよくストレスをかけずに効率的な作業が出来るかという事を考えています。仕事で言えば例えばこんな所です。

アナログ

  • タスクカードを手書き
  • バーンダウンチャートを手書き
  • ふりかえりの意見をポストイットで
  • タスクかんばん
  • 対面でミーティング
  • 雑談

デジタル

  • ITSでタスク管理とコメントフォロー
  • チャットでディスカッション
  • イイネ!
  • TODO管理
  • コードレビュー(Bitbucketなどの機能を使う)

アイディアや良い発想は雑談から生まれるともいいます。如何に雑談が大事かは誰かと共に何かを成し遂げた事がある方は思い当たる所も多いのではないでしょうか。また、何かの調整毎をする時、チャットや課題管理でするのかそれとも対面でするのかは大きな違いがあるでしょう。両方必要かもしれません。私はタスクカードを作る時手書きは好きではありません。でも、タスクカードを手で動かしたり・集まった束や溢れている場所を見て直感的にわかる感覚は好きです。(特定のレーンたとえばDoneやTestに溜まっている様子など)

なので、Excelで無機質なリストを作って優先度や状態を色付けやフィルタして変更するのではなく、タスクボードっぽい移動ができるTrelloJIRA AgileのあのUIが好きです。

私がモノポリーで試したアナログとデジタルがありますのでご紹介したいと思います。

  • お金をキャッシュカードでやり取りして計算を簡単に
  • iPadでモノポリー

まず一つ目ですが「 お金をキャッシュカードでやり取りして計算を簡単に」という事を試してみました。アメリカでは「Monopoly Electronic Banking」というエディションが発売されており、紙の紙幣ではなくキャッシュカードを機械に差し込んでお金のやりとりができるというものです。これを初めて見た時は「なんていう画期的な事を発明したんだ」と思ったのですがレビューを見て「面倒くさい」と書いてあって、実際に試してみようと思いアメリカから取り寄せてみました。

2つのボードで実際にやってみたのですがやはりキャッシュカード式は面倒くさかったです。1秒程度の待ち時間がありリズムに乗れないのです。逆にアナログな場合はどうでしょうか?手で手持ちの紙幣を数え頭で計算します。細かい端数がでる場合などは時間が余計にかかる事があります。ですが、コミュニケーションしながら進めている事によって体感的にはこれがストレスになる事はありませんでした。実は手で渡すというこのコミュニケーションがとても重要な役割を果たしているという事が、試してみて初めてわかったことでした。

エレクトリックエディションは片手で足りる程しか利用されていませんが、クラシックエディション(紙の紙幣版)のボードは100回位は使われているんじゃないでしょうか。

二つ目の「iPadでモノポリー」も同様でした。メンバーは同じでも駒を動かすという行為、交渉の条件をタッチで提示するという行為はアナログの魅力に勝てませんでした。今もアナログが生き残っているということは、そういう事なんだなと再認識し、アナログとデジタルのバランスどりが気持ちよくリズムに乗れる秘訣なんだと言う事がわかりました。

弊社ではアナログ派・デジタル派の方様々です。チャットがそれほど好きじゃない方、ホワイトボードが大好きな方、朝会(スタンドアップミーティング)の有無など。ちょっとした感性や考えの差が個人のツール利用度やプロジェクトやり方(プロセスや手法)に影響して、やり方が違います。話を聞いてみると「なるほどなー」と思う事も多いです。違う考えがある事を受け入れうまくやっていくというが最近の私のやり方です。(自分の好みや主流な新要素も取り入れつつ)

まとめ

ボードゲームは人の様を映す非常に面白いゲームです。今回はアナログ・デジタルの視点でご紹介しましたが、機会があれば「交渉」の視点でもご紹介できればと思います。

アットウェアではボードゲームに興味のある優秀なエンジニアを常に募集しています。興味のある方は、ぜひ一度アットウェアに遊びにきてみてください!一緒にモノポリーをやりましょう。 :-)「IT業界人だらけの横浜モノポリー大会」も実施できたら面白いなと考えています。

enjoy communication!!

Professional Mind?

Professional Mind?

みなさんこんにちは。Education Engineer(社会人2年目)の不破です。

今日は「プロフェッショナル」について書いてみたいと思います。

「プロフェッショナル 仕事の流儀」

私はNHKで放送している「プロフェッショナル 仕事の流儀」というテレビ番組が大好きで、いつも録画しています。 今まで放送された中でも特の心に響いているのは、鈴木健次郎さんというパリで活躍されているテーラー(洋服を作る人)の放送です。

http://www.nhk.or.jp/professional/2013/1209/index.html

鈴木さんは若くして有名老舗メゾンで活躍され、今では自分の店を構えるまでに至っています。 それでもパリでは「外国人」ということで随分と苦労をされていたようです。 そんな状況でも、諦めずに努力を怠らずに仕事に打ち込み今があるとのこと。

この番組では最後の締めに「プロフェッショナルとは?」と主演の方に質問をしているのですが、鈴木さんの答えは

常に世界観を持っていて、それを表現したいと思う。 その努力を決して怠らない人。技術だったり、色んなことでそれを思考錯誤して表現しようと、最大限の努力をできる人じゃないんですかね。

(http://www.nhk.or.jp/professional/2013/1209/index.html より引用)

ソフトウェア開発における「プロフェッショナル」とは?

私は社会人2年目+派遣社員・アルバイト(1.5年ぐらい)を経験してきました。非常に厳しい会社をいくつも経験しましたし、悲しいことや辛いことをそれなりに経験しています(そのつもりですが・・・)。

そのような環境でも、「この人はすごい。」って思える人はたくさんいました。

ソフトウェアとは外れてしまうのですが、数年前私はアルバイト(違う会社です)としてコールセンターの構築(実地作業)に携わったことがあります。スケジュールも厳しいもので、少しでも部材到着が遅れたらアウトという状況でした。

そんな状況で、電話交換機で一部部材の到着が遅れてしまうというアクシデントが発生しました。機材を設置しないとテストも出来ませんし、設定投入も出来ません。

私を含めて誰もが諦め、最悪の事態を想像してしまう中、現場監督のSEがこう言い放ちました。

「プロのエンジニアなんだから、最善を尽くせ!!!」

実はこのSEさん、普段はあまりやる気を感じさせない人で、口癖は「もうだめだー!」とか「諦めようぜ・・・」とか「無茶だ!もう終わりだ!!」を現場でお客さんの前で平気で声に出すような人でした。そんな人がこんな事を言い出して率先して動き出したので、正直ビビりました。

その後、このSEさんを中心にあれこれ工夫したり(違う機材でなんとか擬似的にテストをしたり)してどうにか引き渡しが出来ました。

(LANケーブルの作り方とかサーバルームでの過ごし方も教えてもらっています。「ヘアピン使うとケーブル束作りやすいよ」、とか「プチプチにくるまると眠れるよ。寝袋はスペースかさむからダメ」などなど)

「最善を尽くす」こと

私はお客様にシステムを提供するお仕事をしています。受注開発はまさにテーラー鈴木さんのスーツと同じく「オーダーメイド」です。お客様のお話を伺いながら、理想形を目指します。

しかしながら、予算も時間もリソースも無限にあるわけではありません。限られた時間やリソースの中で仕事をする必要があります。エンジニアによっては、守るべき家族があり、愛する人がいるでしょう。そうなると守るべき人や愛する人にも時間をかける必要があります(要はプライベートの時間ですね)。もちろん、睡眠時間や食事の時間も必要です。

私は

「限られた時間の中で最善を尽くし、最大限の努力をする」

ことがプロフェッショナルとしてあるべき姿ではないのかなと考えています。

そこには、決して後ろ向きにならず、手を抜かない「あるべき姿」があると思います。

「第二新卒のくせになまいきな」とか言われそうですが、そんなことを考えながら仕事をしています。