ヌーラボ木村さんを招いて発表形式の勉強会を開催しました。

Kubernetes Meetup Tokyo #14 に弊社メンバーが参加した時に「イイ話だった。もっとお話を聞きたい」という声が出て、オファーをださせて頂き、快諾頂いて実現するに至りました。今回の為だけに業務を調整して、福岡から飛行機で駆けつけくださり感謝です。

最近、このような頻繁にゲストを招いて勉強会の開催が実現している様子をみると、普段の社内の声って大事だなとつくづく感じます。一歩踏み出し、アクションをすることができれば、色んなわくわくすることができたり、向かいたい方向へ前進できてイイ感じです。

そして、今回のKubernetes勉強会の内容の話題に移っていこうと思います。

開催にあたり、参加者の層やどんな話が聞きたがっているのかを事前に会話させてもらい、以下のようなテーマを候補を出していただきました。

  1. Kubernetes 基礎知識
  2. Cacoo の Kubernetes 環境
  3. Cacoo の Microservices 事例
  4. Kubernetes のつらみ
  5. Kubernetes Tips 、便利ツールなど

ついつい全部関心があると言ってしまいそうになるところですが、参加者をアットウェアエンジニア全員として案内をする予定なので、基礎や浅いところにも触れていただき、なぜKubernetesにしようと思ったか、調査や導入前段の思考をお話を聞けると、幅広い層にもリアル感が伝わっていいかなと考えています。

というようなご相談をさせていただきました。

また、Kubernetsに特に関心があったりKubernetes Meetup Tokyoに参加したメンバーの中で以下のような話も聞いてみたいというニーズがありました。

  • Kubernetes meetupで発表された内容をさらに深掘りした話
  • 導入後の苦労や運用周りの話
  • マイクロサービスの周りのアプローチを、どういう風にKubernetesのオブジェクト単位にまで落とし込んでいったかという話

これらのお話は「ぜひ懇親会でも更にお聞きできたら」ということを木村さんにお伝えし、当日の勉強会のテーマが決まっていったのでした。

開催された勉強会では、木村さん自身が関わっているCacooの開発を続ける中で、積み上げられた歴史を知る木村さんだからこそ伝えられる、オンリーワンなすごくいい発表を聞かせていただきました。

当日の勉強会で印象に残っていること

  • マイクロサービスと国際的なロケーションを組織にあわせた形でうまく融合できるようになってきたという話。
    • 最初うまくいかなかったところや工夫も聞けてよかったです。
    • 明確なオーナーシップを持つことでうまくいったそうです。
  • 使っているフレームワークや言語は多彩であった
    • その中でも独自のルールをなくして、標準的なルールに従うようにするアプローチをとった。
    • 新しいメンバーが入ってきても伝わりやすいというメリットを享受。
  • 本番環境とステージング(ベータバージョン)の使い方とアプローチ方法
  • コストの考え方
    • インフラコスト(メモリ使用量なども含め)は上がることが多い
      • AWSが儲かるアーキテクチャなんじゃないかな(笑)。だからみんなプッシュしているんですよ。(笑)と談話
    • ↑は半分冗談まじりな言い方ですが、メリットがあるからやっている
      • システムのスケールに加えて、複数拠点などの働き方・開発チーム自体もスケールできた。
      • 仕様を変えて進めていく時のやりやすさ
    • こういう話を弊社(アットウェア)のエンジニアが聞いたことを会話し、トレードオフや共通理解を深めていけると感じた。
  • 懇親会でも刺激を受けた
    • 木村さん自身が関わったKubernetes周り以外のナレッジもチームメンバーから得て、勉強会で展開したり、自身の学び・仕事に活かしているとのこと
      • チーム内で各々が素晴らしい関係が築けていることがわかるというエピソード。
    • 実は私と数名が横浜で行なっている個人活動のコミュニティの勉強会が、木村さんにとって勉強会デビューだったという出会いのミラクルな事実が発覚。

最後に

書きたいことは他にもいっぱいありますが、控えめに言って最高すぎたということで、この辺りで筆をおきたいと思います。 今回の内容とは全く同じではありませんが、木村さんがKubernetes Meetup Tokyoで発表されていた動画が公開されています。ご興味ある方は、ぜひ一度見てみてはどうでしょうか。

素晴らしい発表どうもありがとうございました!