hogehoge hugahuga

久々のエントリは軽い話題です。
この横浜に越してきてちょうど四年になりますが、いまだに髪を切りに行くところが固まっていません。予約しなきゃいけなかったり、長い時間待たされるのがいやでここ一年ほどは散髪屋さんに行ってました。
髪の毛を気にするような年でもないんですが、ふと会社の近くの美容院(ヘアーサロン?)へ。同僚(女性)に聞いていってみたところは、ビルの四階。表のカンバンには「女性誌各誌で評判」とか書いてますね。それも若い子が読むものと思われるような誌名が。お店の名前もすごい。さすがにキンパツの女子高生の横に座るのは抵抗があります。一度は通り過ぎたものの、聞いてきた同僚の手前、意を決して中へ。
休日の昼間だというのに幸いにして(不幸にも?)混んでない。入り口から覗き込んだ範囲にはキンパツの女子高生はいない。ちょっと時間かかるかもしれないけど、すぐ切ってくれるとのこと。
よく理容師(散髪屋)は「線」で切るのに対し、美容師は「面」で切るといいますよよね。今日、切ってくれたおにぃさん(店長と思われ、そんなに若くはない、たぶん)のそれは、「線」でも「面」でもなく、切り絵を張り合わせるような感じ(よくわかんない)。適当にかっこよくしてください、という意味のない注文におにぃさんはプロの技を見せてくれました。明らかに一ヶ月前に行った10分1500円カットのおねぇさんとは違う。
髪を切るという目的に対し、成果はそれほど違わないのかもしれません。しかしながら、そのプロセスは全く違うもので、少なくとも今日の私は髪を切ってもらっている間、おにぃさんの動きに注目し、どういう結果になるのかワクワクし、いつもとは違う感覚を持ったのです。
お客様のあいまいな要求を形にするという行為は、髪を切るのも、我々がシステム(サービス)を作るのも本質的には同じです。結果として出来上がる姿が最も重要であり、それに対し直線的により短時間で安く仕上げ、「あなたの望むものはこれです」と提供できるに越したことはない。一方でプロセスを共有し、お客様の想像する以上のものを作り上げていく、結果だけではなくそのプロセスにまで価値を提供する。
前者が「作る」行為であるならば、後者は「創る」。あるいは「製作」と「創造」。
我々は「創る」にこだわり、本社に三つある組織を「システム創造事業部」、「サービス創生事業部」、「ビジネス創出本部」と名付けていますが、結果だけでなくそれに至るプロセスやアーキテクチャデザインをも価値として提供できなければならないと再認識したのでした。
価値とは人によって大きく違うものです。同じ人であっても時間や場面によって違うこともあります。今の私にとって「時間」はとても大事なもので、髪を切るのにあらかじめ予約したり、待ったり、髪を切ってもらっている間は何もできないということに抵抗を持っていました。そういう価値もあれば、全く逆の時間もかかるし、お金もかかるけど満足を得られる価値もある。
世界経済の急激な悪化により、我々IT業界にも厳しい時代となりました。従来、投資として考えられていたシステム開発は、安く、早く実践に投入されることが重要でありましたが、ビジネスを成り立たせるコストとして、さらには単に作るだけではないそのプロセスによって従来にない価値を生み出すサービスとして捉えていただくきっかけになるのではないかと考えています。
そして、我々がその担い手として、新たなシステムを創造し、サービスを創生することによってビジネスが創出されることを目指していきたいと思います。

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