
Posts by MAKINO Takashi:
- 社員とその家族、お客様、パートナーさん、アットウェアに関わる全ての人が幸せになれるよう、先頭に立って導き、最後尾で後押しし、部屋の隅から全体を俯瞰します。
- 自らソフトウェアエンジニアとしての誇りを持つと共に、アットウェアをソフトウェアエンジニアリングの会社として誇れる組織にします。
- 社内の全ての権限を有し、その全てを社員に委譲する権限と責任を持ちます。
- 全ての社員の肩書きと役割を尊重し、支援します。
- 誰よりもアットウェアのファンであり続けます。
MOVING JAVA FORWARD
4月 8th, 20122005年以来、じつに7年ぶりに日本に戻ってきたJavaOne Tokyoが4月4日、5日の二日間にわたって開催されました。
私も早々に参加応募していたものの、相変わらずの調整下手で残念ながら二日間みっちり参加とはなりませんでしたが、最後のJJUG(日本Javaユーザグループ)主催JavaOne Night Party含め楽しませて頂きました。
多くの方々が述べてらっしゃる通り、日本でJavaOne Tokyoが開催されていなかった7年間はJavaにとってあまり良い時代ではなかったかもしれません。何をもって良いとするかはともかく、少なくともなかなかJava SE 7はリリースされず(目に見える進化がない)、Javaの提供元であるSun MicrosystemsはOracleに買収され(先行き不透明)、生みの親James Goslingも去りました。Javaにはイノベーションがない、エキサイティングじゃないという声もありました。
一方でJava(言語)の技術者は他の言語技術者に比べて多く、特にエンタープライズのドメインでは依然大きなシェアを占めているようです。エンタープライズは5年、10年というスパンでシステムが稼働・運用され、場合によってはシステム開発・構築も数年に及ぶことがあることを考えれば、長期的な視点で品質、安定性、継続性を踏まえた技術の選択がなされていると言えると思います。
では、やはり進化のないつまらない技術なのか?
Javaの標準としては大きな変化はなかったものの、オープンソースプロダクトを中心としたコミュニティでは強固な基盤と多くの優秀な技術者がいることを背景に様々な技術へと広がっています。Hadoopを始めとした並列分散処理基盤周辺、ScalaやGroovyなどの多様な言語の活用、また多くのプロダクトがJavaから利用されることを想定しAPIを提供しています。Javaを取り巻く周辺は常に進化をしていたものの、Java自体への期待が大きいものではなかった。
しかしながら、CPUのマルチコア化やクラウドの広がりによって、周辺ではなくJavaという基盤や言語への変化を大きく求められるようになった。Java SE 8、Java EE 7はそれへの解として、Java自体が大きな進化を遂げるものになります。昨年のJavaOne SFに引き続き、今回のJavaOne Tokyoでもこのあたりのセッションが中心となり、参加者の関心も非常に高かった。正直なところ、もう少し早く出てきてればと思わなくもないですが…
JavaOne Tokyoではこの他にもTwitterでの活用事例やエンベデッドなど、非常に興味深いセッションが多数行われました。もちろん一人がすべてのセッションに参加することは不可能(通常のセッションだけでも4トラック!)なわけですが、その場に集まる多くの人の熱気を感じ、話をするだけでも技術者にとって貴重な時間となったはずです。
7年ぶりに開催してくださった寺田さんはじめ日本オラクル・米国Oracle本社の多くのスタッフの方々、スピーカーの方々、本当にありがとうございました。
日本での関心も非常に高いことが今回のJavaOne Tokyoでもきっと証明されたはず、大きく進化途中にあるJavaの最前線を感じる場として、是非来年も日本でJavaOneが開催されることを願います。私もコミュニティ側の人間として、これからもJavaの発展に微力ながらお手伝いできればと思います。
MOVING JAVA FORWARD
震災から一年をむかえて
3月 11th, 2012もう間もなく3月11日14時46分になります。横浜は昨日までの雨もあがり、穏やかな日曜日。
あの震災からもう一年とは、本当に時間の経過とは早いものです。被災し長く苦しい一年であったと思う方、震災直後から何も変わらないままあっという間に一年が過ぎていったと思う方、日本人にとって忘れることのできない一年であったことは間違いありません。
ちょうどその日は当社の月一度の全社員の会議中でした。あまりにも大きな揺れに会議はそのまま中止となりましたが、幸いにも多くの社員が会議に出席していて無事であったこと、都合で出席していなかった社員も程なく連絡がつき無事が確認でき、ホッとしたことを覚えています。年度末が近く、非常に多忙な時期でもあり、幸いにも身近にほとんど被害もなかった私はその週末も出社し通常業務をこなそうにも徐々に公になってくる各地の惨状にまったく手がつきませんでした。自分に、会社に、自分らしく、会社らしく、何ができるのだろうと考えるばかりで何も行動にすら起こせない状況が腹立たしくもありました。
社員皆の発案や努力によってわずかではありますが、募金、震災にあったソフトウェアエンジニアの雇用、給水所の情報提供、被災地の大学向けDSpace、Shibboleth環境復旧を支援(こちらは残念ながら実りませんでした)、節電、スーパークールビズなどに取り組めたことはうれしく思う反面、もっともっとできることもあったような気がしてなりません。
首都圏では震災の傷跡もずいぶん癒え、私もすっかり日常の生活に戻ってしまいました。ただ、ふと周りを見渡してみると、会社の隣のビルの足元はまだ地割れしたままだったり、大きな損傷があってテナントさんが皆出て行かれたビルの復旧工事がようやく最近始まったばかりだったり。
今日3月11日に多くのイベントが開催されているようです。もちろん時間の経過と共に忘れてしまわないようにすることは大切なのですが、何かお祭りのように思えて個人的にはあまり乗り気がしません。今も苦しんでらっしゃる方々にちゃんと想い(と必要な物資や家)が届くことを願っています。そして私も、会社も、まだまだできることを見つけて、取り組んでいきたいと思います。
日経平均が震災前の水準に戻りつつある一方で、まだまだ元の生活とは程遠い状態で苦しんでらっしゃる方もたくさんいらっしゃるようです。日本中の多くの人たちがそれぞれの立場で復興や明るい未来に向けて努力をし、誰もがしあわせな日本がふたたびやってきますように。
2012年を迎え
1月 5th, 2012新年、あけましておめでとうございます。
昨年は非常に多くの方に助けられ、応援いただいて、個人的にもアットウェアとしても充実したよい一年を過ごすことができました。誠にありがとうございました。
ふりかえれば、一昨年、様々な試みが何か空回りし結果を出すことができず非常に苦しい一年を過ごし、その反省もあり昨年は社員全員が一丸となってとにかく目の前の仕事に愚直に取り組むことを目標にしてきました。
そんな折、ようやくリーマン・ショックから立ち上がりつつある日本を襲った未曾有の大震災。日本中が復興を願い、行動をし、また世界各地からの支援を受け、これほど人の力強さと温かみを感じたことはありませんでした。日本経済を担う一員として、直接的な被害はほとんどなかった我々こそががんばらなければならないとの想いで、社員ひとりひとりがそしてアットウェアという組織ができうることに僅かながらも取り組めたことを誇らしく思います。
また、震災直後の通勤不安、夏の節電など制約の中でさらなる効率化を目指して、工夫をし、結果に結び付けれたことはきっと今後につながるものと信じています。
震災のみならず様々な外乱にも関わらず、一年を通し愚直にしっかりと仕事に取り組み、結果を積み上げ、未来のアットウェアへの礎を築くことができた年だったと考えています。これは紛れも無く社員皆の努力の賜物であり、非常にうれしい限りです。ありがとう!
残念ながら、震災の傷はいまだ癒えず、さらには円高、欧州財政不安など、日本を取り巻く状況は決して楽観できるものではありません。ITのみならず日本国内の投資は低迷していくことが予想される状況で、不幸にも当社を含む日本のソフトウェア産業はほぼ100%内需に頼っているのが実情です。おのずと国外、特に新興国にその需要先を求めることはある意味では容易なのですが、ありがたいことに当社のお客様は高等教育・研究機関であったり、日本のみならず世界の最先端のモバイルネットワークインフラ、インターネットネットサービス、金融や出版など多くの市民の生活を支える企業様が多く、これらへの貢献は日本と世界の未来を創る大変重要な仕事であると考えています。企業の利益のための海外戦略ではなく、日本での成果の先に世界の人々のしあわせがあるといいなと思っています。
この1月からは新たな仲間が二人加わりますし、春には新卒の新人も二人迎える予定です。いずれも優秀な人材で、きっと大きな力になってくれることでしょう。
今までに積み上げた礎の上にしっかりとした未来の姿を求め、新たな仲間含む社員全員がさらなる努力をもってシステムの創造・サービスの創生・ビジネスの創出を目指してまいります。
本年も株式会社アットウェアをよろしくお願い申し上げます。
Jubatus
11月 8th, 2011先月10月26日に公開された大規模データ分析基盤技術「Jubatus」のワークショップに参加してきました。
Jubatusは、報道発表ではビッグデータと呼ばれる大規模データをリアルタイムに高速分析処理する基盤技術となっていますが、サイトにある Distributed Online Machine Learning Framework というのが少なくとも現時点の位置づけとの印象です。つまり、オンライン機械学習を並列分散処理できる、それも簡単に。並列分散処理といえばHadoop、さらにその上の機械学習といえばMahoutが非常に有名ですが、HadoopのMapReduceではその特性上バッチ学習になるのに対し、Jubatusではオンライン学習(つまり常に判断の結果をモデルに反映する)を実装しているのが特徴(今、調べてみたらMapReduceでもオンライン学習の手法が提案されているのね)。
私は機械学習は専門ではなく、ここに書いていることもかなりいい加減。数年前にあるシステムの構築で大規模なデータを機械学習で判別して、さらに学習を繰り返したいことがあって、Hadoopに機械学習を載せることをしました。正確には私自身は既にプログラマでもアーキテクトでもないので、うちのチームでやったわけですが、ほとんど知識のない状態から相当試行錯誤で勉強しながら目的のことをおおよそ達成しました(学術的にどうかという評価はさておき)。
Jubatusの話からそれてしまいましたが、機械学習の知識のない者が機械学習を使おうと思うといろいろな壁にぶち当たります。そもそも私のようなちゃんと数学を学んでない者はどういう仕組み(アルゴリズム)で判断ができるのかは言うまでもなく、利用するだけでも例えば判断をするための元になる特徴量の抽出(簡単にいってしまえば数値化)をどうやればいいのか、いろいろある学習アルゴリズムの何を使えばいいのかパラメータはどうすればいいか。
Jubatusでは前者の特徴量の抽出のうち現在は自然文についてはある程度は設定ファイルを書くだけでよいようです。もちろん凝ったことをやろうと思えば自分でコードを用意してプラグインとして挿し込むことが必要ですが。後者についてはいろいろな最近の研究成果を取り込んだアルゴリズムが用意されているようですが、選択するのは人間のよう。
まだまだ発展途上で素人が使うには敷居は高そうですが、大きな野望のもと、PFIさん、NTTさん中心にまたオープンソースでさらに開発のスピードがあがって、更によいソフトウェアになる期待大。なにより日本発でこういうソフトウェアが作られるのは嬉しいですね。他人任せで申し訳ないですが、10年、いや15年前にこういう場にいたら大いに刺激を受けていたんだろうなぁと思ったりします(これでも昔は分散処理のミドルウェアっぽいのとか、自然言語処理のコード書いてました)。うちにも優秀なエンジニアはいますから何らか関わっていければと思います。
Jubatusのあまり中身の話になりませんでした。私の理解した限りにおいては、少なくとも分散処理の実装は想像していたよりもシンプルな印象。今日のプレゼン資料も公開されるようですので、興味のある方はそちらをご参照ください。そもそも機械学習って何という説明も非常にわかりやすかったので、そういう方にもお勧めです。
非常におもしろいソフトウェアです。
[2011/11/8追記]
プレゼン資料がSlideshareで公開されました
Thanks, Jobs.
10月 6th, 2011http://www.apple.com/stevejobs/
Steve Jobsが亡くなりました。
改めて言うまでもなく、ITの世界に、いえ広く世界中の大勢の人に夢と感動とそして影響を及ぼした彼がまだ若くしてこの世を去ったことが残念でなりません。
このブログでも何度となく触れているように、私個人は比較的古くからのAppleのファンで多くのApple製品に囲まれ、また音楽の多くをiTunesから購入しています。確か、1994年頃にJobsのいない時代に作られた不恰好なPowerBookやMacintosh LC IIIを知人から譲り受けたのが最初だったでしょうか。その後、Jobsが復帰、iMacを皮切りに多くの魅力的なプロダクトを世に送り出していったのは多くの方がご存知の通り。
Jobsが産み出したものはAppleにとどまらず、復帰前のNeXTの下で現在のMacOS XにつながるNEXTSTEPや世界初のWebアプリケーションサーバのWebObjectsを作り、ある意味質素なUNIXが大好きだった私は驚かされたものです。また、Pixarでは世界中の子供も大人も楽しめるアニメを作りました。
そして、Jobsは多くの言葉も残してくれました。
“Think different”、私の好きな言葉です。これもJobsの言葉であるかは知りませんが、AppleのというよりもJobs自身の生き様を表した言葉のような気がしてなりません。Apple computerが単にAppleになったように、それまでのコンピュータがコンピュータでしかなかった世界から人々の生活になじむ存在にしたのは彼の功績以外の何者でもありません。Appleという世界一の時価総額の企業を作ったのではなく、新たな産業や文化までも生み出したのです。
一つの時代が終わったことに違いはないと思いますが、だからといって全てが止まるわけでもなく、新たな時代はもちろんやってくるでしょう。Jobsから多くのことを学んだ我々が彼とはまた違った次の時代を作っていけるよう、”Think different”でありたいと思います。
Thanks, Jobs.
学認CAMPでしぼすけの紹介をしました
9月 19th, 20119月14日に開催された学認CAMPで、認証基盤チーム プレイングマネージャ・赤木、ファシリテータ・石上がShibboleth認証およびメンバ属性プロバイダGakuNin mAPに対応したスケジュール調整サービス「しぼすけ」の紹介をしました。
弊社ではしぼすけのみならず、Shibbolethによる認証基盤の構築・保守、ならびにShibbolethや学認(GakuNin)に対応したサービスの開発を数多く手がけております(詳細はこちら)。お気軽にご相談、お問い合わせください。
(2011年10月2日追記)
発表資料が公開されました。
学認CAMP公開資料 (学認のサイトへのリンクです)
中途採用募集のお知らせ
9月 5th, 2011しばらく積極的には行っていなかった経験者の中途採用を再開します。震災後に被災者の方限定で幅広く募集を行っていました(採用もしました)が、あらためて弊社の業務に関心を持ってくださる方、あるいは既にそういう技術をお持ちの方を若干名採用する予定です。得意とするスマートフォン(Android/iOS)関連のアプリケーション開発、サービス構築、クラウドの基盤技術となる並列分散処理技術や分散DB、全文検索技術を活用したシステム構築、コンサルテーションの需要が増えたことへの対応、また今後さらに強力な体制を構築し新たな技術への取り組みを加速することを目的としています。
より具体的には弊社のサービスとして提供しているスマートフォンソリューション、高度技術ソリューション、アジャイル開発ソリューションに関わる技術をお持ちの方や関心のある方、あるいは「こんな技術を持っててアットウェアで生かしたい!」という方も大歓迎です。最低限、JavaかErlangでプログラミングができること、ソフトウェアが大好きなことを条件にします。詳しくは、求人情報をご覧下さい。
随時、会社説明会なども開いてまいりますので、お気軽にこのエントリにコメントしていただくかWebサイトよりお問い合わせください。Twitter公式アカウントにDくださる、あるいはFacebookページに投稿くださっても構いません。
社員一同、皆さんと共に楽しく、やりがいのあるおもしろい仕事ができることを心待ちにしています。
真夏の大掃除
8月 24th, 2011年末の風物詩、大掃除。多くの家庭や会社がそうであるようにウチでも毎年最終営業日の午後くらいから全員でオフィス中の大掃除をしています。加えてウチでは月に一度、定時前に全員でお掃除の時間を設けて、特に自分の身の回りの机やキャビネットを片付けて雑巾をかけるようにしているのですが、なかなか会議室や共有スペースにまでは手が回らない。特にリフレッシュルームや空いてる机には社員が持ち込んだ趣味(部活ともいう)のモノや雑誌などがいっぱい。プロジェクトで使ったタスクカードや模造紙など見える化グッズ、どれのだかわからないサーバの箱なども。
一年に一度じゃなくて、半年に一度くらいは全社で片付けをしようということで、真夏の大掃除となりました。さすがにこの時期の大掃除は暑い!でもオフィスがすっきりとした感じで気持ちよくなったし、やってよかった。発案者に感謝! 後はこのキレイなままで半年過ぎてくれればよいのですが、これはなかなか難しいでしょう。特に私の机周りなど・・・
復興アクション ポロシャツ
8月 22nd, 2011もうずいぶん前のことになってしまいましたが、世間のスーパークールビズの広がりに合わせ会社で「復興アクション ポロシャツ」を作りました。
自由にデザインを入れれる普通のポロシャツの胸に復興アクションのロゴマークと会社のロゴマークを組み合わせて印刷し、希望する社員に配布しました。
弊社にお越しいただいたことのある方はご存知の通り、社内は設立時からスーパークールビズ(それも一般的なものより数段上の服装も)OKでしたが、特に客先への外出時などは夏でもスーツ着用(さすがに上着を着ることは稀ですが)。しかしながら、今夏の節電に伴う電車や出先での冷房の温度設定を鑑みると例年通りはさすがに厳しい。とはいえ、外出先へいきなり軽装で出かけるのも勇気がいるので、全社で復興に向けての取り組みの一環としてポロシャツを作って着ていくのはどうだろうかとの意見があり、実行してみました。
私もシンプルな白のを作ってもらって、外出時には着ています。何人か揃って着ていくと気づいてくださることも多く、ちょっとうれしい。
この夏の復興アクション、節電アクションへはこのポロシャツを始め、社としてもいろいろと取り組んできました。その甲斐もあって昨年に比べて電力消費量を大幅に削減できましたし、固定観念にとらわれない効率的な仕事の仕方を考えるきっかけにもなったかなと思っています。なにより、東京電力管内の電力使用率が予想を下回り大規模停電や計画停電が避けられたこと、震災の被害の大きかった東北電力管内へ少しでも電力の融通ができたことは喜ばしいことです。
まだまだ残暑の厳しい日は続きそうですが、社内は元より外出時もこの復興アクションポロシャツで乗り切ります。
肩書き
6月 13th, 2011この6月より、従来の役職を廃止し、新たに社員全員が自らの肩書きを決めることにしました。
自らがアットウェアの中で、あるいは対外的にどういう役割や責任、権限で業務に取り組むか、さらには半年/一年先に自分がどうありたいか(目標)を「肩書き」というもので表すことを目的としています。
先日6/10(金)の全体会議で全員が肩書きと役割を皆の前でプレゼンする場を設けました。以前から個人面談などで自分がやりたいことや目標を聞く機会はもちろんあったわけですが、改めて「肩書き」と共に想いを整理することができ、また皆に知ってもらうよい機会になったのではないかと思います。初めての試みですからうまく機能して効果がでるかは分かりませんが、半年ないしは一年毎に見直しつつ継続していきたいと思います。
それにしても思ってた以上にみんな、よく考えよい肩書きをつけてくれました。自分が好きなスポーツに絡めたものから、語呂合わせまで。単なる肩書きだけではなく、自らが身を置く組織の提案も。名刺にも印刷してもらいますから、当社の社員と名刺交換する機会があれば是非気にしてみてください。できれば突っ込んでやってください。
ちなみに私も新たな肩書きを追加しました。「代表取締役 atWarer」。
4月1日、復興に向けて
4月 1st, 2011震災から三週間が経過しました。例年であれば、本日 4/1 は多くの企業に初々しい新入社員が入社し、こじゃれたウソが飛び交い、そろそろ開花を迎える桜を眺めながら花見をいつにしようかと相談する頃、何かウキウキする特別な日。多くの事実に変りはないものの、未だ多くの方が被災地のガレキの山を前に途方にくれ、不自由な避難生活を送ってらっしゃることを思うと、今日の横浜の空のような晴れ晴れとした気持ちとは参りません。
震災直後から被災地にて過酷な救出活動に奮闘くださっている自衛隊、警察などの方々、原発で危険を顧みず復旧に勤しんでくださっている東電やそれに関わる企業の方々には本当に頭の下がる思いです。今後、長期に渡ってその地域の方のみならず全国から地方自治体公務員や建設、土木関係者が集まって復興に向けての活動が続いていくでしょう。
では、被災地で働くことだけが復興に向けてできることかと言えば、先日のサッカーの日本代表vsJリーグ選抜のチャリティーマッチのように、すばらしいプレーによって多くの人が感動をし、被災地を含む日本全体を元気付けるような取り組みも考えられます。
今回の震災によって、日本人の多くのプロフェッショナルがプロフェッショナルたる仕事をする姿に、また混乱した状況においても毅然と行動する日本人の姿に多くの人が感動をし、日本人のすばらしさを再認識した事と思います。我々もソフトウェアのプロフェッショナルとして、日本の復興を担わねばなりません。
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首都圏では暖かくなってきたこともあって計画停電の頻度が減り、電車の運行も回復してきました。大きな余震も落ち着き、依然原発は予断を許さない状況ではあるものの一時ほど大々的に報道されることが減り、一見、震災以前の状態に戻りつつあるように感じてしまいます。
しかしながら、実態としては被災地の状況は急激に復旧されているわけではなく、この夏に予想される大規模な電力不足を考えれば、今は震災以前の状態に戻すことが重要ではなく、これを機に今までの価値観や基準を捨てて、変革を進めていかねばならないと感じています。通常時に大きな変革をすることは極めて強い意志とリスクを伴い遅々として進まないようなことが多いわけですが、従来通りのことをやって従来通りの成果を出すことが困難な状況において、多かれ少なかれ従来とは異なる行動を取らざるを得ません。
不謹慎かもしれませんが、今こそ変革のチャンス。この苦難に甘んじることなく、従来以上の成果を挙げていくことが、必ず日本の復興に繋がるはずです。
被災地の大学向けDSpace、Shibboleth環境復旧を支援
3月 28th, 2011昨日に続けて、被災地の復興支援のお知らせです。
この度の震災では多くの住宅や企業に加え、大学も大きな被害を受けたと聞いています。
弊社では大学で広く利用されているDSpaceによる機関リポジトリの構築、Shibbolethによるシングル・サインオンおよび学認への接続環境構築の支援を業務として行っており、被害を受けた大学の機関リポジトリやShibboleth環境の復旧を無償でお手伝いします。残念ながら、サーバの物理的な破損により、機関リポジトリやShibboleth IdP(LDAP)にしかないデータが失われたしまったものを復元することはできませんが、バックアップや元のデータがあるようならソフトウェアのインストール・設定とデータの投入は可能な限り行います。
また、大学事務システムの復興を機に新規に機関リポジトリの導入、シングル・サインオン導入を検討される大学のご相談にも無償で承ります。もちろん、実際の構築も可能な限り無償で提供できるようにしたいと考えています。
正直、どれほど望まれているかわかりませんし、いろいろと調整事も多い作業になるため、支援どころか邪魔をすることになるかもしれないと躊躇しているうちに、お知らせするのがずいぶんと遅くなってしまいました。頭で考えて何もしないよりは少しでも行動をしよう、多くの企業がそうであるように自らが得意とする仕事、社会における企業の使命を成し遂げることから始めようと思うに至りました。
もし、一校でもお手伝いできるところがあれば、日ごろお世話になっている大学への恩返しになるかなと思っています。
お電話あるいはメール等でお気軽にご相談ください。
045-290-9505
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http://www.atware.co.jp/contact/index.html
震災で仕事に困ってるソフトウェアエンジニアを受け入れます
3月 27th, 2011震災から二週間が経過しました。
横浜本社向かいのダイエー横浜西口店は、かなりの被害があり(一部で報道もされていたようです)ようやくつい先日、部分的に営業を再開しました。ただし、品不足もあいまって少し寂しい店内で、改めて傷の深さを感じることになりました。横浜でもこのような状況で、東北・関東の沿岸部においてはまだまだ厳しい生活を送ってらっしゃる方が大勢いらっしゃることを思うと胸が痛みます。
さて、前置きが長くなりましたが、震災にあい職を失った、あるいは仕事が極端に減ってしまったソフトウェアエンジニアを弊社横浜本社あるいは函館ラボラトリで一時的にでも雇用しようと思います。
時間の経過とともに直接的な震災の衝撃も落ち着き、徐々に復旧、さらには復興を進めていかねばなりません。早期の復興には国の支援はもちろんのこと、経済活動が元に戻ることが重要ですが、残念ながら大きな被害によって会社の業務を継続できなくなって解雇されたり、内定が取り消されてしまったような報道も見かけます。未だ非難生活を送ってらっしゃる二十数万人に及ぶ方たちにとってはまだそれすら整理できていないかもしれません。
甚大な被害を受けた愛すべき土地を離れることが難しいのは承知しています。ですが、町や家の復旧と並行して、仕事を探しあるいは仕事を作ることは簡単ではないだろうと想像します。まずは一時的にでも(出稼ぎと言っては失礼ですが)横浜や函館の地で安定した収入を得、再び愛すべき地に戻っていくという選択肢になればと思っています。
残念ながらウチの業務範囲はそう広くはないですし大きな会社でもないので、どんな方でも受け入れることは正直難しいです。とは言ってもプログラムが書ける人ならなんとかなるんじゃないかと思います。
また、雇用するといっていますが、あくまでも復興のお手伝いをしたいという想いからですから、その雇用形態や期間などに特に規定は設けていません。契約社員、アルバイト、個人事業主として契約、あるいは(一時的な雇用ではない)正規社員など、希望者の方と相談の上で可能な限り対応したいと思います。
また、個人ではなく、オフィスが崩壊してしまった、あるいは原発の避難地域にあってそこでの業務が行えなくなってしまった法人に一時的に横浜あるいは函館オフィスの一角をお貸しすることも可能だろうと思います。と言ってもせいぜい10人ほどのスペースしかありませんが。
土地を離れることになれば住む場所の準備やそれにかかる費用の用意など様々な問題はあろうかと思いますが、その点も可能な限りの支援はしたいと思います。
ご興味のある方はお電話、メール等でご相談ください。お知り合いで相談したい人がいらっしゃるような方もご連絡ください。
045-290-9505
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http://www.atware.co.jp/contact/index.html
チームニッポン
3月 22nd, 2011このたびの震災から早十日が経過しました。あらためて、お亡くなりになった方々に深く哀悼の意を表しますとともに、被災にあわれた方々に心からお見舞い申し上げます。幸いにも当社の社員および家族や近親者においては大事も無く、また横浜本社、函館ラボとも大きな被害が無かったことに安堵しております。
未だ行方不明のまま連絡のつかない方が大勢いらっしゃり、改めて震災の大きさを感じています。地震やその後の津波による家屋の倒壊、損傷、また原発事故に伴う避難により、東北地方のみならず日本に大きな打撃となりました。自衛隊、警察、消防、そして東電はじめ多くの方が昼夜を問わず、また危険も顧みず頑張ってくださっている姿が報道され、日本の持てる力を最大限活用し、また諸外国の援助も受け一人でも多くの行方不明者の発見と一刻も早い復旧、そして復興を祈るばかりです。
そんな中、個人として、また会社として何ができるか、何かできないか。いろいろ考えてはみても残念ながら出来る事はあまり多くありません。スマートフォン(iPhone、Android)のARブラウザLayarとJunaioでカメラ越しに給水所の場所を確認できる、「仙台市給水所情報」を公開しました(震災後の休日に対応してくれた&手作業でデータの更新をしてくれているスタッフに感謝!)。給水所を必要とするような被災地でスマートフォンが使える電波状態なのか、そもそも電気が届いているのかと思いながらも、我々にできることとして公開しています。
あとは地道に節電に心がけ、わずかながらの募金をするしかないのでしょうか。
繰り返しになりますが、日本は大きな打撃を受けました。宮城、福島、岩手などでは工場が停止するなどの直接的な経済活動への影響は避けられません。加えて、電力供給の不足による計画停電や電車の運行制限によって日本の経済活動の中心である首都圏においても影響を受けるでしょう。弊社においてもこの一週間はとても通常業務が行える状況にはありませんでした。加えて、過剰な自粛ムードによって被災地以外の第三次産業にも影響を及ぼす状況になりつつあります。
あらためていうまでもなく、この大きな打撃によって日本経済を停滞ましてや後退させてはなりません。GDPでは中国に抜かれ世界第三位とはなりましたが、国民一人当たりのGDPでいえば中国は足元にも及びませんし、日本の後退は日本のみならず世界経済にも大きな影響を与えるでしょう。失われた十年が気づけば二十年になり、リーマンショックを経てズルズルと足踏みをした状態が続いています。不謹慎かも知れませんが今こそこの危機をチャンスと捉え、大きな変革の時になって欲しいと切に願う次第です。チームニッポンが一丸となって、早期に復興し、更なる発展を目指しましょう。鎖国から明治維新、そして第二次世界大戦後の復興を成し遂げた日本にはきっとできるはずです。
私には、被災地で人命救助をすることも、重機でがれきを片付けることも、タンクローリーで石油を運ぶことも、自社品を送って寒さと飢えに苦しむ避難民を助けることも残念ながらできません。被災地において自衛隊や東電の方々はじめ多くの方がプロとして自らの業務を全うされているのと同様、我々もソフトウェアエンジニアリングのプロとして自らの業務を全うしていこうと思います。
チームニッポンの一員として、この状態に甘んじることなく従来以上の成果を達成し、少しでも打撃を受けた日本経済の一助になりたい。たかだか数十人の規模で何を偉そうにとも思いますが、誰かがやってくれるんじゃなく皆が自らこの気持ちを持ってがんばればきっと日本は大丈夫、そう信じたい。
がんばろうニッポン、がんばろうチームニッポン。
AWS Tokyo Region
3月 3rd, 2011「クラウドが日本に上陸」
今か今かと待ち望まれていた、Amazon Web Service (AWS) の Tokyo Region がローンチされました。
つまり、日本国内のそれもおそらくはTokyo近辺のデータセンタでAmazon EC2、S2などのサービスが利用できるようになりました。昨年くらいから噂され、遂にという感じです(中の人は苦節15ヶ月とつぶやかれており、かなりのご苦労があったと思われます)。
それの意味することは大きく二つ。
一つ目は、何よりもデータを日本国内に置いておけること。今までAWSを利用したくても海外のデータセンタを利用することになり、心理的な抵抗もさることながら物理的にその国の法律に基づいてデータが保護されている、言い換えれば何か問題が発生しても日本の法律(や文化、価値観)が通用しなかった訳です。ただ、現実問題として日本国内だろうが海外だろうが企業の根幹をなす重要な情報を社外に置く、第三者に預けることへの心理的な抵抗の言い訳として、述べられていた感がないわけでもありません。
もう一つは物理的に近い位置であること。つまりは、我々が普段使っているネットワークから物理的な通信経路的に近いし伝送路も大容量であり、データの転送にかかり時間が単純に速くなります。実はこれは非常に大きい。すでにいろいろなところでレイテンシの実測値が述べられていますが、従来の米国に比べ10分の1以下になっているようです。東京のそれもおそらくは都心のIXとも太い線で結ばれていることが想像されます。ウチの社内で利用することもさることながら、昨今、お客様のご希望や用途を考えるとAWSが最適というケースが多くあります。特に弊社が力を入れて取り組んでいる並列分散処理技術であるHadoopは、そもそも大容量のデータをさばくことに力を発揮しますから、仮にAWSでHadoop(MapReduce)を使おうとすると大容量のデータをAWSに上げなきゃいけないのだけど、それにかかる時間が処理時間の大半を占めてしまうようでは本末転倒です。AWSへの転送速度が上がればこの点をきにすることなく、使うことができるようになります(下手すりゃその辺のiDCよりよっぼど速いですからね)。ただ残念なのは、AWSのひとつである Elastic MapReduce(EMR) が Tokyo Region ではまだ使えないこと。おそらくは大量のノードを使うことが前提となる EMR にアサインできるほどの物理的なサーバ台数を用意できていないのでしょうね。今後に期待しつつ、当面は自前で Hadoop Cluster を構築することになりそうです。
さて、従来からAWSへの対抗(?)として日本国内にあることを売りにしたIaaSのサービスは他にもありました。これらのサービスは日本国内にあることのメリットはなくなった訳ですから、今後どのような戦略を取るのかが気になります。規模の経済というものが存在する以上、AWSに価格面で勝つのは相当難しいように思われます。単なるIaaSとしてではなく、S3やEMRなど他にない魅力的なサービスも充実しており、機能面でも容易ではないでしょう。米国企業に全部持ってかれてしまうのも尺ですし、日本企業の頑張りに期待したいところ。
我々としては、お客さまの要望に答えられる最適な手段を選択するだけですから。
最近、何かと話題のFacebook。一応、この業界にいる私もずいぶん前にサインアップしてはあったものの、ほとんど使ってませんでした。ソーシャルなネットワークですから、一人で使ってても何も面白くない。つまり、あまり周りで使っている人がいなかったのが理由です。あれもこれも使い分けるのが苦手で、ソーシャルなネットワークはTwitterで十分だとも思ってました。
海外でのFacebookのイキオイはすざましく、エジプトやリビアの政変はFacebookが起こしたとか。確か数年前のイランでの騒動の際にはTwitterが当地の様子を世界に伝え、大きなうねりを生みました。その頃から日本でもTwitterが広まっていったように記憶しています。
一方で、海外からはなぜ日本ではこれほどまでに(Facebookではなく)Twitterが利用されているのかという疑問の声があるそうです。当時の日本はいわゆるSNSとしてはmixiの人気が高く、この状況は現在もあまり変わっていません。mixiはSNSとしての機能はそれほど豊富とは言えず(これはFacebookと比較してみての感想)、結果的にそれを補足するツール(よりリアルタイムに近いソーシャルコミュニケーション)としてTwitterとの併用という日本独自の文化(?)が長く続いていると思われます。
そこにFacebookがやってきました。いや、やってきてたのはもうずいぶん前なんですが、海外の騒動を機にいっきに人々がその存在を知った。これまでmixiやTwitterを子供のおもちゃ程度に捉えていて、気になりながらも始めることを躊躇していた大人たちが、本名での利用を原則とする大人っぽい、あるいは成熟した雰囲気のツールに飛びつく可能性が大いにあると思います。
mixiやTwitterでは得られない真のソーシャルなネットワークがやってきました。もう少し日本語への対応がしっかりされ、名寄せもできればいいのにと切に願いつつ、大きな期待をもってその広がりを楽しんでいます。
http://www.facebook.com/makinog3
MacBook Air
2月 17th, 2011仕事ではMacBook Airを使っています。とはいえ、ほとんどの業務はWindowsのアプリケーションを使う必要があったりするので、Remote DesktopでWindows Server 2003にログインしてますから、いわゆるThin Clientとしてしか使ってないに等しいのですが。
初代のAirが発売されたのが三年前、発売と同時に購入しましたから、丸三年使いました。メインでノートPCというものを使うようになって、もしかしたら一番長く使ったかもしれません。満を持して発売された新型を年末の誕生日に自分へのプレゼントで購入。快適です!
実はこのブログは年末の購入直後に書き出したんですが、そのまま放置。ありがたいことに、ここ最近は非常に忙しく、すっかりご無沙汰になってしまいました。で、何を書きたかったのか思い出せず、こんな中途半端な内容になりました。
とにかく、Appleはすばらしい。こんな魅力的なプロダクトを生み出せる企業になりたいと夢みています。
2011年
1月 5th, 2011新年あけましておめでとうございます。
株式会社アットウェアは本日1月5日より、2011年の業務を開始しました。
昨年は社員はじめ、非常に大勢の方に支えられ、苦しいながらも充実した一年を過ごすことができました。誠にありがとうございました。
創業以来、勢いに任せてここまできましたが、SI、受託開発の難しさも感じつつ、独自サービス、特異技術の習得と新しい試みを行って参りました。必ずしもその全てが結果を残せたわけではありませんが、多くのことを学びましたし、着実に実を結んでくれるものと思います。
元日から横浜は良い天気に恵まれ、すがすがしい新年を迎えることができました。きっと良い年になるでしょう。
本年も何卒よろしくお願いいたします。
Hadoopへの期待
12月 24th, 2010Hadoop界隈が盛り上がっています。
セミナーが連日のように開催され、事例なども少しずつ公になってきて、従来の新しい面白い技術として技術者が興味を持っていた段階から、実案件でどう利用していくかという段階に入ったように思われます。
以前から、海外・国内の先進的なネットサービサー(Yahoo!、Facebook、楽天、Cookpadなど)がアクセスログの分析に利用していることは広く知られていました。彼らが持つ大量のデータの分析はHadoopの最も得意とする処理であり、より価値のあるサービスを提供する下支えになっていたものと思われます。今後は一般企業、特に流通や金融などの大量の取引履歴
を持つ企業へと広まり、DWH(データウェアハウス)さらにはBI(ビジネスインテリジェンス)の分野での活用が期待されています。
これまであまりにもデータが大量で有効に活用できていなかったものを、Hadoopの並列分散処理基盤にて処理できる環境を提供する、これが一つ目のHadoopの利用方法。
一方で、業務系のバッチシステムへの適用も期待されています。
「エンタープライズはバッチだ!」との名言もあるように、企業の基幹業務の多くが依然バッチで処理されています。日中のオンライン取引の集計を夜間に処理する日次バッチに始まり、週次、月次バッチ、年次バッチと企業活動の根幹を成すものであり、失敗(コケること)は許されません。また、夜間バッチは翌朝の業務開始までに確実に終了している必要があるなど性能も要求されます。従来は、非常に高価で信頼性の高いメインフレームや大規模サーバが適用されてきました。
企業システムにおいても、オンライン業務のWeb化が進み、Webサーバ/アプリケーションサーバの並列化による取引量の増大に対応(いわゆるスケールアウト)していますが、バッチの並列化というのはあまり聞いたことがありません。
弊社では、もう一年程前にとあるお客様先の名寄せのバッチシステムをHadoop上に構築してまいりました。このバッチは従来、大規模サーバ一台で平日の5日間ずっと名寄せの業務を行い、結果を週末のうちにマスタデータベースに反映するような運用をしていましたが、日々増えるデータ量に追いつかず全てのデータを対象にすることができていませんでした。ハードウェアの増強(スケールアップ)により対応する余地はありましたが、将来の更なる増加をも見越してHadoopによる並列化を採用しました。名寄せといっても単純なソート/マージで済むようなものではなく、Map/Reduceのジョブを何段にも組み合わせるジョブネットのようなものを構築、かつ週次でスケジューリングや監視を行う基盤(フレームワーク)を開発しました。Googleなどのような数千台という規模ではなく、数倍速くする、将来の拡張を容易にすることを目的にしていますから、数台という構成です。
同様に企業のバッチシステムの多くが、数倍速くなる、容易に拡張できる基盤を手に入れるメリットは非常に大きいと思います。メインフレームや大規模サーバよりも安価に構築できることも多いかと思います(コストパフォーマンスで言えば圧倒的に高い)。
ただ残念ながら現時点では業務系のシステムに適用するにはHadoopやその周辺のプロダクトだけでは十分ではなく、またノウハウも不足しています。徐々に多くのシステムに広まっていく中で確立されていくでしょうし、弊社が先のシステム構築で培ったノウハウやフレームワークを生かしたソリューションも提供してまいります。
Hadoop周辺は、まだまだ発展途上で日々進化している非常におもしろい世界です。恐れず積極的に取り組んでいきたいと思います。
名刺の整理
12月 9th, 2010今日は久々の会社への出勤、ブログを再開した12月1日以来の1週間ぶり。
期首から落ち着いて席にいないのはあまりよくない状況ではあるものの、伺う先があるのはありがたいこと。お客様の直接の声を伺えるのも大変貴重です。お会いする方が増えればおのずと頂戴する名刺の数も増え、その管理も大変になります。いえ、正確には管理できずキャビネに名刺の山が出来上がる… これでも以前は会社や部署ごとにまとめて名刺フォルダに整理してたんですが、それすら出来ていない。超整理法に則り、時系列に重なっているから見つけるのが苦になるわけではありません。
問題はこの時期、お世話になった方々への年賀状の宛先をまとめなきゃいけないこと。この名刺の山を全部一度にExcelの宛先リストに加えるのは相当億劫なもの。毎年の事ながら、なんとかせねばと思うわけで。
今更ながら、iPhoneの名刺管理ソフトを購入。以前にも別のものを購入したけど、単に画像として読み込みメタ情報は自ら入力しなきゃいけないような全く意味のないものだったためにいろいろ試すこともなく放置してました。今度はちゃんとレビューなんかにも目を通し、OCRで読み取りしてくれるものにしました。そこそこの価格なのに、iPhoneアプリはお試しができないのが痛い。名刺入れに入ったままだった、ここ最近頂戴した方々のを読み込んでみました。まぁ精度はそこそこ、単に字形だけで判断するんじゃなくて、もう少し賢くなればいいのにと思う点はたくさんありますが・・・(メールアドレスの末尾が “jp” じゃなくて “ip” なんてありえんだろう、とか)
で、iPhoneからExcelの宛名リストにどう取り込めばよいのか。まだまだ道は険しい…
第7期を迎えました
12月 1st, 2010株式会社アットウェアは、ちょっとめずらしい11月決算で、本日12月1日より第7期を迎えました。第6期は当初より予想はしていたもののそれ以上に厳しい結果となり、経営者としてつらい一年でした。へこたれそうになっても多くの方に助けられ、支えられてなんとか過ごせたことに本当に感謝の言葉もありません。いろんなことを学びましたし、考えさせられました。
さて、今期も引き続き厳しい状況は続くことが予想されますが、今やるべきことは社員全員が一丸となって、我々の最大限のパフォーマンスを発揮することに尽きると思っています。もちろん、経営的、技術的にやらなきゃいけないことは一杯あるわけですが、それだけやっとけば会社が成長するとは考えていません。いま一度、株式会社アットウェアの目指す道を示し、実現できる組織にしていきたいと思います。
振り返ればちょうど一年前の12月1日からこのブログを毎日書くと宣言し、結果7月頃までの半年ちょっとで挫折しました。毎日書くことを条件にしてしまったので、終日外出したり、朝から会議だったりして書き損ねると、まとめて何日分か書かなきゃいけないのが億劫になってしまいました。もう少しゆるく、ボチボチ書いていこうと思います。
また一年、よろしくお願いします。
uValueコンベンション
7月 22nd, 2010日立製作所さんのuValueコンベンションに行ってみました。
ビジネス上の関係で少し興味があったのと、午後からの外出予定前に少し時間があったので(決して、朝から参加されてた方の会場そばにおいしいカレー屋さんがあるとのtweetに釣られたわけではありません!)。
我々IT業界の者にとっては日立さんと言えばコンピュータメーカ(あるいはSIer)との認識が強いのですが、改めてコンピュータ(IT)は事業の一部でしかないと認識させられました。総合電気と言われるだけあって、電気に関係する様々なプロダクトや研究に驚かされます。あまり普段は触れることのないものも多く、予想以上に(失礼!)面白かったです。
特に印象的なのは、IT関連のブース(とは言え全体に占める割合は広い)が軒並みクラウドを謳っている中で、環境に配慮した高性能な空調施設の実物がしっかり展示されていること。Googleを支える技術の例を出すまでもなくクラウドを形成するデータセンターにとって空調は非常に重要なポイント。そこまで網羅して提供できるのはさすが。さすがに「御社のプライベートクラウドを日立の原発技術を導入してコストカットしましょう」というのはありませんでしたが・・・
今年は日立さんの創立100周年の記念すべき年だそうで、日立さんの過去のターニングポイントとなる製品がいろいろと展示されていました。最初期のハードディスク装置は、私が会社に入った頃は一部でまだそれに近い形状のものを使っていたこともあり、非常に懐かしく思ったのでした。実際にはこのハードディスク装置は私と同じ年ですから、きっとそれよりもずいぶん後のものを触ってたんだと思いますが、たぶんうちの社員でこの形状のものを見たことある人はいないんだろうなぁ。
会議室をセミナーや勉強会にお貸しします
7月 21st, 2010弊社横浜本社の会議室をコミュニティなどのイベントや勉強会に開放しています。講義スタイル(机に椅子)で30?40名ほど着席できます。椅子だけでよければもう少し座れるでしょう。もう少しこじんまりとしたほうがよければ、10名くらいの普通の会議室もあります。
IT系コミュニティの無料セミナーであればもちろん無償でお貸ししますし、それ以外でも(例えば企業や有料セミナーでも)IT業界に有益で内容次第ではお貸しできると思います。
ただし、ビルのセキュリティ上、時間帯の制約や不特定多数の参加者があるケースはお断りすることもありますのでご了承ください。
まぁ、セミナーもできる大きな会議室があるのにあまり使われていないのでもったいないなーと思った次第です。
ご興味のある方はこちらかTwitterの@atware_jpまでDください。
DBマガジン 休刊
7月 20th, 2010DBマガジンが7/24発売の9月号で休刊するとのこと。データベース、それもRDBを中心とした内容でよこぞここまでという感もなくはないですが、また一つコンピュータ技術系の雑誌が消えてしまうのは残念です。私自身はデータベースエンジニアということもありませんし、特別関心のある記事が掲載された時以外は購読していませんでしたが・・・
雑誌という特性で考えると、技術的に成熟したものを継続して提供し固定の読者を得るのは極めて困難で、幅広く目新しい技術を取り上げるほうに集約されてしまうのはやむを得ないのでしょう。とはいえ、DBマガジンはデータベースと直接は関係しないが良質で濃い連載記事も多く、それらが書籍化されて購読することがありました。何らかの形でこういう場が他に作られるといいなと思います。
Androidケータイ
7月 16th, 2010私がiPhone4を入手してウキウキしている横で、Xperiaを入手してもっとウキウキしている人がいます。
会社携帯をiPhoneにしたこともあって、個人端末をAndroidにする人が少しずつ出てきました。
また、弊社ではサーバサイドのシステム構築を主な生業にしていますが、サービスの利用手段となるクライアントサイドの技術としてはAndroidに期待し、Androidアプリの開発にも取り組みはじめています。日本Androidの会・横浜支部の設立にもそんなご縁で参加させていただいています。iPhone含め、スマートフォン自体がまだまだこれからの分野ではありますが、確実に広まっていくものと期待しています。
ということで、iPhone4を入手したばかりではありますが、個人的にもAndroid端末が欲しいと思う今日この頃。iPhoneと違っていろいろなバリエーションもありますし、iPhoneとはまた違った使い方もできるのではないかと期待しているところです。海外で発売されているXperia X10 miniが日本で発売されることを待っているのですが…
iPhone 4 キター
7月 15th, 2010ついに、予約してあったiPhone4が入荷したと連絡がありました。結局、発売開始から三週間ほど遅れた感じですね。
早速、取りには行ったものの忙しい時期でもあり、ゆっくり触っている時間は取れていません。iPhone 3Gと比べて持ったときに少し重くなったような気がします。丸みがなくなったので、持ちづらくなったかも。特に電話として使おうとした時に。iOS4のマルチタスクは便利な気がしますが、残念ながらアプリ側がマルチタスクのよさを生かした作りになっていないようにも思います。性能は間違いなくよくなっています。もっさり感がありません。
まだまだ結論を出すような段階でもないのですが、ここまでの感想としては、「iPhone4 はやっぱり iPhone だった」。
iPhoneを初めて持ったときのワクワク感とか、何ができるんだろうかといろいろ触っていたのに対して、今回はiPhone 3GのバックアップからiPhone4にそのままデータを移行して今まで通り使ってる。新しいおもちゃを手に入れたのに少し残念な感じもしなくもありません。
ただ、あくまでも今までiPhoneを使っていた人にとっては大きな変化がないというだけで、まだiPhoneを持っていない人には是非使ってもらいたいです。
情熱ドリブンソフトウェアデベロップメント
7月 14th, 2010ふと、そんな風に思いました。いえ、正確には「ふと」ではなく、開発に少し関わったあるプロジェクトの姿を見て思ったのです。
そのプロジェクトは決してうまく開発が進んでいたわけではありません。システムを構成するコンポーネント毎に開発ベンダ(チーム)が四つくらい絡んでて、一般的にそれだけでもリスクが高いのに、プロジェクトマネジメント力は決して高くない(お客様がプロジェクトマネジメントされていたので、あまりこういうことを書くとお叱りを受けそうですが)。客観的にみればリリースできない事態もありうるプロジェクトであったと思うのですが、政治的な理由などもあり予定から数ヶ月遅れではありましたが無事にリリースに至ったのです。他にはない、すばらしく画期的なサービスとして日の目を見ました。
決してウォーターフォールではなく、アジャイルとも言いがたい開発プロセス(手法)。典型的なデスマーチと言えなくもない。夜中の三時くらいにその日の作業報告メールが飛んだり、バグや仕様変更が入り混じって本番直前まで頻繁にリリースやデータベースの構築が繰り返されてる。
でも、デスマーチとは異なる、あらかじめ予想された計画的な雰囲気すら感じます。まだ私が若かった頃にワクワクしながらやってた時のような。
開発に携わる人達が、世の中にない画期的なものを作ってやろうという情熱を持って取り組んでる。プロセスとか、プロジェクトマネジメントとか関係なく、優秀な技術者が情熱を持って取り組むことでのみ成しえる、特別な開発手法。残念ながら世の中全ての開発プロジェクトに適用することが不可能で、優秀な技術者が集まり、技術的に魅力ある内容で、かつ何よりそれを先導する夢を語れるリーダが存在して(できれば細かな雑務をこなす裏方がいるとなお良し)のみ成立するのが難点。
若さは関係ないけど、またいつかそんな気持ちで自分が開発に携わりたいなと思うのでした。まずは、夢を語れるリーダとなって社内に「情熱ドリブンソフトウェアデベロップメント」を植えつけよう(夜中の三時まで働けということではありませんよ)。
S2S
7月 13th, 2010弊社が構築、運用のお手伝いをさせていただく、株式会社オンゼさんのオンライン・コーチング・サービス S2S がローンチされました。
S2Sは、インターネット(Web)上でサッカークラブのチームスケジュール、試合、練習、クラブ情報、グラウンドなどの管理を包括的に行うことができるサービスです。サッカーなどのクラブスポーツが地域の文化として根ざしたヨーロッパで開発され、多くのクラブで利用されています。今回のローンチによって、日本において日本語化された正規のサービスを利用することができるようになりました。
ワールドカップでの盛り上がりを例に挙げるまでもなく、日本でもサッカーの人気は非常に高く、幼児から大人まで幅広く楽しむことができるスポーツです。会社、学校などの組織や地域の様々な年代で多くのサッカーチームが活動していますが、特に少年サッカーにおいては父兄がコーチをしている(お父さんコーチ)も多く練習メニューや指導に苦慮しているものと思います。
S2Sでは、あらかじめ用意された2000近くの練習メニューを目的に合わせて選んで予定を組む、選手個々人のスキルを把握するなど、チームの運営のみならずコーチを支援するサービスも充実しています。
詳しくはオンゼさんのサイトをご覧いただき、是非、ご加入ください。
日本Androidの会 横浜支部
7月 12th, 2010日本Androidの会は、Googleが開発、提供している主に携帯電話などのモバイル機器向けのOS「Android」に関わる開発者や利用者が集うコミュニティです。2008年9月設立ですから、やがて二年ほどになり、多くの人が参加されています。特にAndroidに関心を持つ人は技術系の人からデザインやビジネス利用を考える人まで多岐にわたり、かつ首都圏のみならず地方にも多くの方がいらっしゃいます。設立当初から様々な部会に分かれて活動すると共に、地方毎に支部が設立されてきました。
前置きが長くなりましたが、この度、横浜にも支部が設立され、勉強会などが企画されています。東京に住む人にとっては横浜は遠い土地のように思われることもありますが、都心までなら電車で20?30分。多くの人が東京都区内で勤務しており、ほかの地方の支部とは趣が異なる感じがします。Androidに限らず、地方ではITの情報が乏しく、技術者が集まって勉強会や技術の交流を図る目的で設立されることがほとんどだと思われます。ところが、言うまともなく横浜の技術者が東京都区内のコミュニティに参加することは全く問題ありませんし、周り(近く)に同じような関心を持った人がいないということもありません。
不思議な現象です。あえて言うなら、Androidの会自体が既に大きなコミュニティになってしまって、その中心に今から加わっていくことに障壁があり、より自らが入りやすい小さなコミュニティを形成したいということでしょうか。でもこれは重要。受身でなく、自らが積極的に参加する意欲が生まれますし、なにより多くの技術者が外と交流できることはその技術者にとっても広くIT業界全体にもよいことだと思います。会場提供など、微力ではありますが会社としても個人としても支援できればと思っています。
気分
7月 9th, 2010日記とはその名の通り、一日の記録をとるものであり、何日分かをまとめて書くようなものではありません。夏休みの絵日記を8/31になってあわてて書くなんてもってのほか。
えぇ、わかってます。が、ここのところ気分が乗らず日記に書くこと考えたり、書く時間をとれていません。いろいろと社内のことやプロジェクトの進め方で考えることも多いのですが、ここに書くこともできず。
ちょっと気分転換に少しずつ書こうと思ってますが…
