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責任とはなんでしょうか?
上司が部下へ「俺が責任を取るから好きにやれ」という台詞は頼もしくも聞こえます。しかし責任を取るとはどういう事なのでしょうか?
仕事上の責任とは、与えられた領域内における自由、決定権を持ち、決断が間違っていた場合の非難や名誉の損失を引き受け、その収拾をやり遂げることを指す言葉です。したがって、その領域に関連のない人間が責任だけを取ることはできません。
このように定義すると、「俺が責任を取る」では責任の所在が不明瞭にもなりえます。
プロジェクト内の個々の領域においてはリーダ、あるいはその領域の担当者が責任を持って行動しなければなりません。担当者が決断できないケースで上位の者へ決断を仰ぐことは否定しませんが、その際にも領域の最も詳しい責任者としての意見や対応案がなければ単なる責任放棄と言えるでしょう。
しかしながら、メンバーが各々の領域で責任を果たし順調に進行するプロジェクトは理想ではありますが現実とは言えません。問題のある領域や隙間をカバーしプロジェクト全体に責任を負うのはPMの役割ですから、最終的な責任を背負う覚悟が必要です。PMに求められる重要な決断も責任を取る覚悟なしに下すことはできません。
重荷と感じられるかも知れませんが、管理者(Manager)とPM(Project Manager)の大きな違いはこの点にあります。「責任を取って辞任」はPMには認められません。PMは「責任をとってから辞任」すべきなのです。
ヒトラーは自殺による最後を遂げ、ムッソリーニは亡命の誘いを断り銃殺されました。一方で東條英機をはじめとする戦前から戦中にかけての日本首相で戦争責任を自ら表明した人はありません。民主主義が根づきつつあった日本で陸軍の暴走を止められなかった原因のひとつは最高責任者の未来への責任の欠如にあったと言えるでしょう。
また、例を挙げるまでもなくリーダとして、改革者として成功した偉人は必ずと言ってよいほど苦難を乗り越え責任を全うしています。
責任を取る覚悟はできましたか?

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